日本語も練習しないとうまくならない
わく☆すた,美月です。
最近,ランニングが少しずつ続けられるようになってきていて,だんだんスピードが上がってきました。試験が終わったら,11月のフルマラソンに向けて走り込んでいこうと思っていますが,今少しずつ走ってるだけでも,体が慣れてきているのがわかって楽しいです。
勉強の中でも,スポーツに近くって,「理解するより慣れ」が大切な科目があります。
典型的なのが語学で,英語の場合は,実際に練習していると伸びていきますし,使わないと忘れます。
そして,「日本語」も語学です。
なので,使っていないと錆びついてきますし,練習するとうまくなります。
英語の場合は,「練習しないとできない」ことはみんなわかっているようで,「そろそろ英語の勉強始めなきゃな~」みたいな話はよく聞きます。でも,日本語も同じなのに,なぜかみんな,日本語は練習しなくてもいきなりできると思い込んでいたりします。
語学の場合,話す能力,書く能力,聞く能力,読む能力は,それぞれ似ているようで違います。
英語の場合は,「読めても書けないんだよね~」とか,「話すのは苦手」とか,それぞれ別々に考えるのが当たり前です。ちなみに,私は英語の読み書きはそれなりにできますが,聞くのと話すのはまだ苦手です。
日本語の場合は,「普段話してるから使えるはず」という思い込みがあるような気がします。
でも実は,普段話してるからと言って,文章が読んだり書けたりするとは限りません。
情報処理技術者試験の答案を採点していると,「問題文が読めてない」「伝わる文章が書けてない」答案は山のようにあります。いくら知識があっても,問題文に合わせて文章が書けないと不合格です。あとで採点答案を持ってきて,「ここはこういうつもりで書いたんですが,違うんですか?」と言われても,○にはできません。試験の採点の時には説明はできませんし,読み取れない文章だと正解かどうかも確認しようがないです。
ですので,応用情報技術者試験以上の記述式試験の場合,ある程度文章を書く練習が必要です。もちろん,普段の生活や業務で書くことがあればそれで十分ですが,なければ自分で書く機会を作ることが大切です。
文章を読むことも,ある程度の慣れが必要です。基本情報技術者試験以上の午後試験は,問題文を読解できるかどうかが大きく点数を変えますので,文章を正確に読む力というのは大切になります。こちらも,普段から文章を読んでいる人なら問題ないですが,長文が苦手なら意識して読む練習をしてみるのも大切です。
情報処理技術者試験に必要な日本語能力は,「読む」能力と「書く」能力です。
受験勉強とは別に,こういった基礎的な力も練習して磨いておきましょう。