株式会社わくわくスタディワールド

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休んでいる間に実力がアップする

わく☆すた,美月です。
今日,3日ぶりにジョギングしていたら,なんだかすごく楽に速く走れるようになってることに気づきました。
目標にしているフルマラソンが10日後なので,トレーニングの量をすごく減らしていたのですが,それなのに逆に筋肉が増えて,走力がアップした感じです。
こういうのを「超回復」というんだそうで,人は,走った後休んでいる間に筋肉が補強されて,さらに速く走れるようになるそうです。なんとなく,「速く走るためには毎日走らなくてはならない」と思い込んでいたのですが,どうもそうでもないようです。このあたりは,最近は理論的にも示されていて,走力アップのためには週3回走ればいいんだそうです。
なんとなく,理論的には知っていたのですが,自分の体で体験したのははじめてでした。
今回は,ランニングコーチの人にトレーニング例を作ってもらって練習していたのですが,ホントに「超回復」を狙って,それが実現できると,なんかすごくうれしかったです。
そして,改めて,自分は勉強では,「超回復」を結構経験していたな,というのを思い出しました。
勉強して,それをしばらく休んでいる間に,実力がアップする体験です。
私が,データベースを肌で理解したのは,多分「勉強していない期間」の間です。
私は,データベーススペシャリスト試験を2回受けたのですが,最初の年は,それなりに勉強したのですが,落ちてしまいました。一応,正規形とかER図の書き方とか,頭では理解していたような気がするのですが,いまいち腑に落ちてなくって,全然本番では解けなかったことを覚えています。
そして,2回目の受験。
今度こそ受かろうと勉強を始めたのですが,その時には,なぜか素直に問題が頭に入ってきました。
自分が受けたときに解けなかった問題も,なんとなく解けるようになっています。そんなにすぐに何でも解けるようになったわけではありませんが,2回目の勉強時には,過去問になんとか食らいつけるぐらいにはなっていました。
多分,原因は,「超回復」みたいな感じで,データベースの理論が,勉強していない間に体になじんだという感じだと思っています。前の年の4月まで勉強してから,次の年の1月に勉強を始めるまでの9ヶ月ぐらいは,特にデータベースに関しては勉強していませんでしたし,実務もその時には関係なかったと思います。なので,ある程度まで勉強して,頭には入っていた内容が,しっかり理解して身になるまでに時間がかかったように感じています。
こんな感じで,わかってからできるようになるまでにある程度時間がかかることは多いですし,その間も勉強を続けていないといけない,というわけではありません。
ある程度までやってしまえば,あとは放っておいても,実力がアップするのはよくあることです。
アルゴリズムも,頑張って勉強していた時には解けなくって,1年ぐらい放っておいたら解けるようになった,という話を聞いたことがあります。ネットワークも,OSIやTCP/IPを理解する,というのと,腑に落ちる,というところの間にタイムラグが結構あるようにも感じています。
ですので,試験前までいっぱい勉強して,今回の試験ではうまくいかなかったとしても,次の勉強を開始するときには,できるようになっているかもしれません。
ですので,試験後はあせらず,「超回復」を実現するためにゆっくり休む,というのもおすすめです。
無理せず,疲れを取ってから,次の勉強に向かっていきましょう。