株式会社わくわくスタディワールド

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現在地とゴールを知る

わく☆すた,美月です。
昨日,山道を歩いて,目的地に向かいました。
田舎なので,普通は車で行くのですが,なんか歩いてみたかったのです。
iPhoneのGPS機能を使って,Googleマップを使いながら歩きました。
でも,田舎だからなのか,目的地と現在地はわかるのですが,地図上になぜか,道はありません。多分,山道なので細すぎて載ってないんだとは思います。
そこで,普通ならあきらめるのですが,現在地から目的地の方向はわかるので,その方向に向かって歩いてみることにしました。
途中,行き止まりに当たったり,道を悩んだりしながらも,なんとか目的地まで到達することができました。
ゴールがわかっていれば,意外と簡単に行けるもんだな,という体験でした。
勉強も,現在地とゴールが分かっていれば,比較的楽にすすめることができます。
特に,情報処理技術者試験など,資格試験の場合は,ゴールは「試験合格」のはずですが,試験に合格するためには何が必要なのか,ということを考えて,もう少し具体的にゴールを設定する必要があります。
現在地とゴールを知るために,一番手軽な方法は,「とりあえず,過去問題を解いてみること」です。勉強の一番はじめに過去問を解くことで,自分の現在地,つまりどれくらいできるかがわかります。また,ゴールは,その過去問題のレベルの問題が,初見で解けるようになることです。ですので,過去問を解くことによって,どのあたりがゴールなのかは,大体見当がつきます。
全然解けない,という場合には,その試験より易しい試験をまず受けて,合格してからその試験区分の勉強をはじめる,ということをおすすめします。情報処理技術者試験は,レベル1,2,3,4とありますので,基本的に下の区分から受験していくと,効率的に学習できます。
ゴールを知らずに,適当に試験勉強を始めると,全然試験範囲とずれていて,痛い思いをすることもあります。
例えば,ネットワークスペシャリスト試験の合格に,ISDNやフレームリレーの知識は全然必要ありません。データベーススペシャリスト試験の合格には,オラクルの設定の知識はいりません。
あと,応用情報技術者試験には,昔ほど高度なコンピュータ科学基礎(基礎理論)の知識は必要ありませんし,エンベデッドシステムスペシャリスト試験に合格するために,回路図が読める必要もほとんどありません。
このあたりは,一度試験を解いて見さえすれば,大体どんなことが出てくるかは分かると思います。
現在地とゴールを明確にして,効率的に学習を行っていきましょう。