実際に試験に合格した人と会う
わく☆すた,美月です。
昨日のコメント欄に,TEDさんが書かれていましたが,情報処理技術者試験試験に受かることでの新しい人との出会い,というのも,試験を受けることの魅力ですね。
私自身,改めて振り返ってみて,試験を受けることに決めてから,そして合格した後に出会った人って,結構多いなぁ,と感じています。そして,そんないろんな人との出会いによって,人生が大きく変わって,広がっていきました。
私の最初にいた会社は金融系を中心としたシステム開発会社だったのですが,情報処理技術者試験の受験を,とても推奨している会社でした。
ですので団体受験でみんなで申し込んで,情報処理技術者試験を受けるのは当たり前,という感じでした。その流れに乗って,私自身も毎回受験していました。
でも,そんな感じの会社なのですが,あんまり高度区分を持ってる人はいませんでした。二種(今の基本情報技術者)は大勢受かっていて,一種(今の応用情報技術者)もたまにはいるのですが,高度に受かっている人は数えるほどでした。
当時,私が知っていた高度区分の合格者といえば,ちょっと年配の,やさしかった次長さんだけでした。
彼はプロジェクトマネージャなど高度を複数取得していて,時々,いろんなアドバイスをしてくれました。私が最初の高度区分(プロダクションエンジニア)に合格できたのは,その人のおかげもあると感じています。
でも,次に「ネットワークスペシャリスト」を受験しようとしたときには,まわりに合格者は誰もいませんでした。受験するだけの人は結構いるのですが,受かったという話は聞いたことがありませんでした。
私自身,参考書で勉強して行き詰まって,「こんな試験に合格するなんて,どんな人なんだろう?」と不思議に感じていました。
そして,「この試験は独学では無理だ」と感じて,当時行われていた勉強会に参加しました。
そこは,「前年の合格者が教える」といった感じの勉強会で,勉強する仲間だけでなく,実際の「ネットワークスペシャリストの合格者」の方にもいっぱい会うことができました。
そこで具体的な勉強方法や,実際に合格した体験を聞くことで,やっと「自分にもできそう」と感じることができました。
自分のまわりに合格者がいないときには,どれくらいで合格できるかわからないので,必要以上に難しく考えてしまいがちになります。見当外れの勉強をしていることもあります。
私もネットワークスペシャリスト受験の最初の頃は,参考書に出てくる基本データ伝送手順とかベーシック手順とか,一生懸命覚えていました。覚えるのにあまり意味がない,ということを知ったのは,勉強会に参加した後でした。
ですので,まわりに目指す試験の合格者がいるときには,そのコツを聞いてみるのをおすすめします。多分,「受かった人」だったら,それは成功体験ですので,聞けば喜んで教えてくれると思います。
また,そういった合格者がいるところに出かけてみるのもおすすめです。情報処理技術者試験関連のセミナーや勉強会では,普通は1人以上は合格している人がいると思います。
ちなみに,わく☆すたのセミナーや勉強会では,スタッフは全員,高度区分に合格しています。
自分がネットワークスペシャリストに受かると,周りはネットワークスペシャリストでいっぱいになります。ITストラテジストの合格者の集まり,「日本ITストラテジスト協会」のように,合格することで参加できるコミュニティもあります。
実際に合格している人に会ったり,話を聞くことで,勉強はすごく進みやすくなると思います。
自分のまわりに適当な人がいない場合には,自分が目指したい人がいるような場所に出かけていって,まわりの環境を変えていきましょう。