自分の解答を振り返ってみる
情報処理技術者試験の解答例は,午前や基本情報技術者,ITパスポートなどの記号を選択する方式のものは,当日発表されます。
ですので,すぐに答え合わせができて,確認ができます。
でも,午後の記述式の解答例は,結構発表が遅いです。
平成22年秋の解答例は,先日12月10日に発表されているのですが,試験から2ヶ月近く経っているからか,チェックする人は少ないです。
ですが,この,「解答例」には,次につながる大事なヒントがいっぱい隠されています。
「こういう風な解答が求められていたんだ」「自分の考えとここが違ったんだ」ということを確かめる,いいヒントになります。
最近は点数が出ますので,「ここが間違えていたから○点だったんだ」というのを,ある程度確認することができます。
自分の足りない部分を直視する,というのは,確かにつらいところもありますが,その分とてもためになるものです。
特に,59点とか,50点台ぐらいで落ちてしまった人は,足りなかった部分は「ほんの少し」です。ぎりぎりで落ちるのが一番ショックは大きいと思いますが,ちゃんと振り返ってみると,納得できる理由は見つかると思います。
そして,理由が見つかれば,あとはそれに対応していくだけです。
問題文が読めてなかった,っていう場合には,問題文を読む練習を積む,特定の分野の知識が足りなかった場合には知識をつける。そんな感じで,必要なところを補っていきます。
別に,全部一からやり直す必要はありません。
受かっていた場合でも,たいていの場合は違っている部分もありますので,確認はおすすめです。
特に,応用情報技術者や基本情報技術者などに合格して,次により高度な試験を受けようとする場合には,そういった復習が,とても役に立ちます。
合格発表に向けて,受験票と合わせて,10月に書いた答案を探して,現時点での実力を確認していきましょう。