株式会社わくわくスタディワールド

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私のやりたいこと

わく☆すた,美月です。
今日は,私がすごくやりたいこと,これをやりたいがために会社を作った,という動機についてお話ししたいと思います。


私がやりたいのは,「学びという概念の再構築」です。
。。。っていうと大げさですが,「本質的な,一人一人が成長できる学び」を,今までの常識にとらわれず,本当に使える方法を提供していきたいと考えています。


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私は小さいときから,「勉強法」とか「学び」についてすごく興味がありました。
小学生ぐらいの時から,勉強法の本を集めて,「効果的な学び方」についていろいろ試していました。


学習ノート楽勉術」という本を読んで,ノートの取り方もいろいろ試しました。当時は,どんなノートにも左側3cmぐらいにラインを入れて,そこに見出しをつけたりして,ちょっと優越感にひたってました。
知的生活の方法」を読んで,知的な生き方にすごく感銘をうけて,実践してきました。「本は繰り返し読む」という習慣は,小学生のときに身につけたおかげで,今でもとても役立っています。
超・勉強法」に出ていた,英語の教科書の丸暗記をしました。学校の定期テストには絶大な威力を発揮しました。
高校3年生の時に出会った,「受験は要領」は,私の勉強への考え方を大きく変えました。「勉強は,きちんと真面目にやらなければならない」価値観を手放せた,大事なきっかけでした。


。。。と,この手の話は,挙げればきりがないぐらいいっぱいあります。
常に追い求めていたのは,「何をやれば本当に学べるのか」「効率的に学ぶには」ということでした。


「学習とはなにか」「効果的に教え,学ぶ方法」を知りたくて,大学(早稲田大学人間科学部eスクール)に入り直しました。そこで出会った,学びをデザインする方法「インストラクショナルデザイン」に感銘を受けて,ゼミに所属し研究中です。


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情報処理技術者試験は,私にとって,いろんな勉強法を試す,いい機会でした。全種目取得するにあたって,各種目に特化していただけでは見えない,普遍的なものも見えてきました。
それだけではなく,縁あって情報処理技術者試験の講師の仕事を続けていくことで,自分だけじゃなく,他の人にとっても使える一般的な学びの方法をいろいろ考えてきました。


「教える=学ぶ」でないことは,私が最初に講師をしたときに突き当たった壁でした。
それから教え方を学び,試行錯誤を繰り返していきながら,少しずつ「何ができれば学べるのか」ということが見えてきました。


例えば,あることを学ぶにあたって,一度学ぶとすべて覚えられる人はまれなので,「繰り返し学習」というのは不可欠です。高度試験では,「過去問を3回ぐらい繰り返す」という勉強法は,結構使えます。
集合研修だと,身につくまで何度も同じことをやるためには,1つの試験対策で丸一日の講座が12回以上は必要になります。普通の研修だと,そんな回数はなかなかできないので,どうしても学習不足になってしまいますので,自習にまかせる部分がでてきます。
そのため,DVDなど自由に何度も見られるメディアで繰り返し学習ができればいいな,と考えたのが,DVD教材を作ったきっかけでした。



うちの会社は,まだまだ発展途上ですが,徐々に,本質的に学ぶための「学習の仕組み」を作っていく予定です。学ぶために最適な方法は,人によって違いますので,いろんな場面に対応できる方法を開発していけたらと考えています。


情報処理技術者試験は,ゴールも明確ですし,ちゃんと実力がつかないと合格できない,いい試験です。将来的には,他にもいろいろ広げていきたいと思いますが,まずは自分たちが好きで得意なところから集中的に作っていく予定です。


まずは,今秋向けに,「ネットワークスペシャリスト」試験対策は揃えていきたいな,と考えています。とりあえず,「合格への道標 ネットワークスペシャリスト編」と,過去問3期分は撮影していますので,近日発売予定です。


ご意見や,「こんなのが欲しい!」という要望がありましたら,いろいろ取り入れていきたいと思っていますので,ぜひよろしくお願いします。