株式会社わくわくスタディワールド

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中途半端でやめてもいい

わく☆すた,美月です。
昔,途中まで読んで投げていた本を見直してみると意外と面白くって,一気に読み切ってしまいました。昔はよくわからなかった部分が,知識が身についたことで,面白く感じられるようになったからだと思います。
ずっとほったらかしていたけど,それでも別に良かったんだな,となんとなくほっとしました。
「最後までやり遂げる」というのは,とても素晴らしいことだと思います。
1つのことを,あきらめずに最後までやり遂げることは,その後の人生に糧となる,大事な経験となります。
ただ,「絶対最後までやらなければ」ということにとらわれると,かえって足枷になることも多いなぁ,というのを,最近すごく感じています。特に,勉強に関しては,中途半端に,途中やめしても,やらないよりはずっといいです。「わからないところがわかる」だけでも,大きな進歩になります。
「やるからには,最後までやらなければならない」という心構えは,ちゃんとやれるときはいいのですが,そうでないときには逆のプレッシャーになります。「最後までできないんだったら,やらない方がいい」という言い訳につながって,全然やらなくなってしまうなら,中途半端でも,やった方がいいです。
脳ってのは,面白いもので,やりかけで放っておくと,完了させようと勝手に頑張ります。脳に質問を投げかけておくと,意識していない間も一生懸命,考え続けているそうです。なので,中途半端になっていることは,ほうっておいたら,何となくできるようになっていることも多いものです。
数学の力などは,しばらく放っておいたら勝手に上がっていて,以前は難しかった問題が簡単に解けるようになってる,というのは良くある話です。
参考書などで勉強する時に,「この参考書を絶対読み切ろう」という気合いの入れ方をすると,失敗する可能性が高くなります。「この本使えなさそう」と思ったら,さっさと別の本に切り替えた方が効率的ですし,参考書を読み切ったところで,合格する実力がつくとも限りません。「できるかぎり読み進めてみよう」ぐらいの感じで,できるところまでやっていく,というぐらい気軽な方が,続けられたりします。
勉強は,途中でやめても,スタート地点に戻るわけではありません。
中途半端でも,やればやっただけ身につきます。ですので,途中での挫折は全然かまわない,ぐらいの気持ちで,気軽に勉強を始めてみるのがおすすめです。