株式会社わくわくスタディワールド

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合格できない根本原因を分析する

先日の「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」ネットワークスペシャリストセミナーを収録した,平成23年度秋版の「合格への道しるべDVD」ネットワークスペシャリスト版が完成しました。
今ご注文をいただいた分は,平成23年秋版の発送になります。
情報セキュリティスペシャリスト版は,明日7月5日(火)のセミナー終了後,応用情報技術者版は来週7月11日のセミナー終了後に,編集が終わり次第発売いたします。

特別試験を受験された方は,試験が終わって,やっと落ち着いてきたところだと思います。
今の時期に,イヤでしょうが,やっておく方がいいことに,「今回の試験の敗因,特に,合格出来なかった場合は根本原因」の分析です。
この時の分析のポイントは,「この問題ができなかった」「この知識がなかった」という,表面的な敗因に終始しないことです。
合格できなかったときの原因に,「この問題のこの設問ができなかったから落ちた」という人がいます。
こういう人は大体,別の年には,別の問題の別の設問が原因で落ちます。
特に,合否ラインぎりぎりの人は,どれか1つの問題のせいにしたがるのですが,落ちるってことは,少なくとも自分が書いた答案の40%以上が間違っているってことなので,どれか1つの問題が原因,というわけがありません。
一番印象に残っている問題が原因と考えがちなのですが,実はそれは違うことが多いのです。
合否が微妙な人も含めて,できなかった問題「全部」が,なぜできなかったのかを考えて,それを総合的に分析してみると,根本原因は見えてきやすいと思います。
たとえば,情報セキュリティスペシャリスト試験の場合,「問題文を取り違えた」ことが原因で間違えた問題がいくつもあるのなら,読解力,文章を読む力の不足が根本原因になります。
技術的な部分,特にネットワークやシステム開発など,セキュリティ以外の知識が要求されるところが全然解けていないのなら,応用情報技術者試験レベルの基礎知識の不足が根本原因です。
ぜひ,「できなかったところ全体」を振り返ってみましょう。
そして,その全体の間違いを引き起こす根本原因が明らかになれば,次回はきっと,合格できると思います。