株式会社わくわくスタディワールド

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適度にネガティブになる

私が長年,友人たちや受講生さんたちを見ていて感じるのは,知識や実力以外にも,性格的なところで,受かりやすさ・受かりにくさってあるな,ということです。
ポジティブで,明るくって誰からも好かれるタイプ,っていうのは,クラスに一人いると和んでいいのですが,そういう人はめったに受からなかったりします。
特に,教室でギャグをいって笑いをとるタイプは,頭の回転は速いんだとは思いますが,試験でもギャグに走りすぎて失敗したりすることが多いです。
逆に,「この人は確実に受かりそう」という人は,若干,暗めだったりして,ネガティブな人が多いです。
特に,ちょっと性格が悪そうな,論理的に人を追い詰める厳しい感じの人は,結構受かります。私もそんな,人のこと言えませんが。^^;
高度区分の試験に大量に合格している人に,ネガティブな感じの人が多いのは,偶然ではないと感じています。
勉強するときに,ポジティブに「さあやるぞーーー!」っていう感じの人は,意外と長続きしません。
無理に頑張ると,どこかで必ず,息切れするからです。
黙々と,淡々と,日々1つ1つ積み重ねていく方が,結果的に実力はアップします。
仕事,特にチームプレイ的なものでは,ポジティブな人も大切だと思います。
営業などでは,ポジティブな性格で,ぱっと見で人に好かれる方が,有利な場合も多いと思います。
場を盛り上げるというのも必要なこともあると思います。
でも,試験だと,それは通用しません。
解答用紙に,明るく「これから頑張ります!」「今度飲みにいきましょう。」と書いても,点数にはなりません。
聞かれたことに確実に答えることだけが,求められています。
そして多分,試験だけじゃなく,普段の仕事でも,実はそうだと感じています。
長期的な視点で見たら,多少ネガティブでも,相手の意図を汲んで確実に仕事をしてくれる人の方が信頼されるのではないかと思います。
もちろん,ネガティブになりすぎて,「どうせ自分はダメ」とか,「試験問題のここが気に入らない」とかいうところまでいくと,行き過ぎです。
その場合には,適度にポジティブな方向に向かった方がいいと思います。
ベストな状態は,ポジティブでもないけど,ネガティブでもない,中間ぐらいだと感じています。
試験勉強という観点から見たら,試験自体が若干ネガティブな感じで作られているので,多少ネガティブ寄り,ぐらいがいいのかな,とも感じています。
ポジティブな状態がいいとは限りません。
適度にポジティブとネガティブのバランスを取りながら,淡々と勉強を進めていきましょう。