今日は,仕事で横浜に宿泊していたので,せっかくなのでテストセンターで「Python3エンジニア認定基礎試験」を受験してきました。

受験する前に聞いた話だと,「思いのほか難しくて不合格だった」,「簡単すぎて余裕」の両方があって不安だったのですが,ちゃんと準備して臨んだ結果,無事合格できました。

1000点満点の975点で,1問だけ間違えてしまったのが残念でしたが,ひととおり試験範囲はマスターできていたようで良かったです。

受けてみた全体的な感想としては,この試験は「だれでも簡単に受かる試験」「Pythonだけの試験」ではないということでした。
合格するためには,それなりの準備が必要になりますし,何より「ゼロからプログラミングをやる人向け」ではあまりないです。

以下に,試験の傾向と学習方法をお話しします。

Python3エンジニア認定基礎試験とは

Python3エンジニア認定基礎試験とは,一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施するPython3に関する文法基礎を図る資格です。
コンピュータを使用した試験(CBT)で,全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンターで実施されており,会場が開いていればいつでも受験できます。
受験料金は1万円(外税)ですが,学生であれば学割が使え,5千円(外税)で受験できます。

制限時間60分で,40問の4択問題が出題され,70%(700点)以上で合格となります。

オライリー・ジャパンの「Pythonチュートリアル 第3版」の掲載内容を出題範囲としており,ほぼこの本の中から出題されています。
Kindle版はないですが,オライリーの書籍販売ページで電子版(PDF)が購入できますので,私はこちらを購入し,iPadで読んで勉強しました。

ちなみに,この本は,Python公式ページの「Pythonチュートリアル」と,ほぼ同じものです。ですので,こちらで勉強しても試験範囲は網羅できます。

章ごとの出題数は,「Python3エンジニア認定基礎試験」の説明ページに掲載されています。実際受けてみて,ほぼこの比率で出題されていたと感じています。

Python3エンジニア認定基礎試験に必要な勉強内容

試験範囲がはっきりしているので,基本的に上記の本の試験範囲を完璧にマスターすれば合格できます。
ただ,本の内容があまり初心者向けではなく,それなりに難解なのと,日本語訳が難しいので,読むのが大変,というのが厳しいところです。

この本を難解と感じずに読みこなすのに必要な基礎知識は,大きく分けて次の3つだと考えられます。

  • プログラミング全体に共通した基礎知識(繰り返し,関数,クラスなど)
  • Linuxを中心とした,OSやコマンドラインなどについての基礎知識
  • 文字コードや浮動小数点,二進数など,コンピュータサイエンスについての基礎知識

全体的に,IT全般についてひととおりの知識がある人向けの文章なので,プログラミング自体,IT関連自体の学習がはじめての人がこれを読むと,わからない言葉の嵐だと思われます。
初心者が学習する場合には,Pythonの学習自体は別の簡単な本で学習してから読む方がいいです。

あと,上記の3つの内容は,だいたい国家試験である基本情報技術者試験の試験範囲なので,IT全般の基礎力として,基本情報技術者試験の学習を行うのもおすすめです。

他のCやC++,Javaなどのプログラミング言語がひととおり使える実務家の方で,Python”は”初めてという方は,この本でPythonの特徴をつかめば大丈夫です。

合格するための勉強法

合格するための正攻法の方法は,上記の本にあるソースコードを実際に試してみながら,テキストをひととおりマスターすることです。
プログラミングの学習なので,読むだけではなく,実際に試してみることが大切です。

この試験の問題集などは出版されていませんが,「模擬試験(β版)」が公開されていますので,こちらを解いてみると,傾向がつかめます。

私自身はこの模擬試験をテキストの勉強前,勉強後などで合計4回解いて,本番に臨みました。
特に,間違えた問題についてはテキストの該当箇所を確認し,理解を完璧にしておきました。

本番の試験も模擬試験と傾向は同じように感じましたので,こちらの模擬試験問題で学習するのが,一番効率的な学習方法ではないかと考えています。

Pythonを勉強しよう!

先日,「基本情報技術者試験の出題変更 Python追加でプログラミング重視に」の記事で書きましたが,Pythonはこれからの時代に向けて大切な,いちばんおすすめのプログラミング言語です。
Python3エンジニア認定基礎試験に受かったからといって,Pythonを完璧にマスターできるというわけではありませんが,勉強する上での目安にはなります。
また,資格という目標があると,勉強する時の方向性も見えやすいのでおすすめです。

資格試験も上手く活用しながら,これからの時代に必要なスキルを身につけていきましょう。