株式会社わくわくスタディワールド

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ネスペの合否のカギは,過去問演習

去年新発売されて話題を呼んだ,「ネスぺ21 本物のネットワークスペシャリストになるための最も詳しい過去問解説と合格のコツ」の平成22年度版,「ネスぺ22 β版 本物のネットワークスペシャリストになるための最も詳しい過去問解説と合格のコツ」が発売されました。
表紙に「向き不向きがあります」と書かれていますし,確かに向き不向きはあると思います。
でも,この本は結構おすすめです。
1冊につき,1年分だけの午後の過去問解説のみ,過去問の解説が,これでもか,というぐらい詳しく書かれています。設問の解説だけでなく,「問題文自体」の解説まで入って,過去問をとことんまで使います。
そして,初心者向けではないといいながらも,意外と丁寧な,わかりやすい説明ですので,応用情報技術者試験レベル以上のネットワークの基礎力があれば読みこなせると思います。
過去問集の詳しい定番と言えば,従来はアイテックの「徹底解説ネットワークスペシャリスト本試験問題〈2011〉 (情報処理技術者試験対策書)」のみでした。
最近だと,参考書の形態ですが,「情報処理教科書 ネットワークスペシャリスト 2011年版」は,これは過去問集,と言っていいくらい,過去問解説が詳しいです。
解説の詳しい過去問集が3冊も揃った,ということは,受験者にとっていい環境になったな,と感じます。
極める人は,この3冊全部買って,見比べながら過去問演習すると,すごく力がつくと思います。
ちなみに私のネットワークスペシャリスト受験時代は,1冊だけお気に入りのを買って,それに疑問に感じたときには本屋に行って立ち読みして確認していました。^^;
1冊ぐらいは,過去問専用に問題集を買うのは大切だと思います。
そして,分厚い本を読むのが苦手,とか,音で聞いたり映像で見たりする方がいい,という方は,わく☆すたのDVD「ネットワーク過去問解説」はいかがでしょうか。
ネスペ21に触発されて,いろんな周辺知識や別解のポイント,問題文の意図などを話していたら,平成22年度版はDVD4枚組になってしまいました。^^;
こちらも,よろしければご活用ください。
ほかの試験区分もそうですが,ネットワークスペシャリストは特に,過去問演習が合否のカギをにぎります。
ほかの試験区分に比べて,同じ技術ネタが連続で出てくることも多いですし,問題文の書き方や設問の聞き方に特徴があるので,慣れていないとつらい,ということもあると思います。
実際,はじめて試験問題を見るときには,情報セキュリティスペシャリストは読むだけなら大体の人ができるのですが,ネットワークスペシャリストは読むのも大変,という人が多いです。
ただ,慣れてしまえば論理的な文章ですし,答えに迷うことは少ない,いい文章です。
「出題者と対話する」
ネスペ21に書いてあった,合格のコツの1つです。
私もこれは,とても大切だと思います。
いくら知識があっても,出題者の意図を外してしまっては点数になりません。
出題者と対話して,出題の意図を読み取って,それに自分の知識や経験を合わせて解答する,それが試験に合格するための,基本となります。
そのためにも,事前に演習して,出題者との対話を練習しておくことはとても大切です。
過去問をしっかり活用して,合格する力を身に付けていきましょう。