株式会社わくわくスタディワールド

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AWS認定試験とそのために必要となる基礎力

私(美月)の中で資格取得熱が再燃していて,ちょこちょこと新しい資格試験に挑戦しています。
ここのところ毎月受けているのがTOEICで,こちらは英語の勉強として地味に少しずつ点数を伸ばしています。900点ぐらい行ったら,勉強法も兼ねていろいろ紹介したいと考えています。
もう一つ,クラウド関連の資格,特にAWS(Amazon Web Service)認定試験とGCP(Google Cloud Platform)認定試験は,交互に順番に取っていってます。たまに落ちますし,数が多いのでコンプリートまでの道は遠いのですが,徐々に進めています。

最近の話題としては,日経XTECHのページで先月末に,恒例の資格シリーズ「いる資格、いらない資格 2019決定版」が発表されています。
細かい順位の変化やコメントなどは有料記事なので差し控えさせていただきますが,注目の資格として出てきている筆頭に,AWS(Amazon Web Service)関連の資格があります。

AWS認定の内容の詳細は,守秘義務があるのであまり話せませんが,結構実務的で役に立つ内容です。
単なる用語を問う問題は少なく,「こういう業務のときに選ぶのに適切なサービス」や「こういうデータの時に適切なデータベースの種類」などを問われますので,ちゃんと理解しておく必要があります。
ただ,その分,ベースとなる知識が多くあります。

ITの初心者がいきなりAWS認定の初級資格を受けても歯が立ちませんし,難易度的には情報処理技術者試験の応用情報技術者試験よりも難しいんじゃないかと思う事が多いです。

AWS認定をコンプリートした人の話を聞くことがあったのですが,「シスコのCCNAやCCIEなどを勉強したことが役に立った」と言われていました。私自身も,ネットワークスペシャリスト試験やデータベーススペシャリスト試験をはじめとした情報処理技術者試験や情報処理安全確保士試験で学んだ内容が活かされていると感じることが多いです。

AWSなどのクラウド技術は応用技術です。
データベースやネットワークなどのインフラ系の知識をベースとして,それを仮想化したものです。
そのため,いきなりクラウドにいくと理解するのが難しいですし,そのまえにIT全般の基礎は欠かせません。

ひととおり基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の勉強をして,できればネットワークスペシャリスト試験やデータベーススペシャリスト試験,情報処理安全確保支援士試験まで取ったあとぐらいで勉強を開始すると,プロフェッショナル系の試験でも,スムーズに学習を行えるはずです。

あと,システムアーキテクト試験と,AWS認定のソリューションアーキテクト系の試験(アソシエイト,プロフェッショナル)は,名前も似ていますし,結構同じような思想でシステム設計を考えているように感じています。
システム開発を専門に行うといったときに,これらの資格を合わせて取ると,理論と実務の両方に詳しくなれるのではないかと考えられます。

新しい資格がどんどん出てきて,そればっかり注目されがちですが,昔ながらの資格は,ある程度勉強方法が確立されている分,基礎固めに役に立ちます。
いろいろ組み合わせて,少しずつステップアップしながら学習して,全体的に実力を伸ばしていきましょう。