株式会社わくわくスタディワールド

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引き算の発想をする

今日,ITProの日経情報ストラテジーの記事で,「断捨離と渋滞学で話題の2人を引き合わせてみた」を読んでいて思いました。
勉強も仕事も,引き算の発想って,結構大事だなぁ,と。
試験勉強をする時って,「これをやった方がいい」ってことは,山ほどあります。
試験範囲を全部完璧に勉強できればそれは越したことはないし,参考書も全部マスターして,過去問も完璧に何周も勉強して。。。ってやれればベストだとは思います。
ただ,時間は有限ですし,そこまで完璧にやる必要もないです。
特に,試験まであと1ヶ月半,という今の時期からだと,やれることは限られてきます。
必要なことに優先順位をつけて,あまり必要でないことは,思い切って捨てる,というのは大切です。
例えば,ネットワークスペシャリストの勉強の場合,いわゆる「参考書」は,それほど学習しなくてもいいと思います。
特に,古い技術,フレームリレーとかX.25とか,トークンリングとかFDDIとかISDNとか,参考書によっては詳しく書いてあるものがありますが,ここは捨ててもいいと思います。出てこないわけではなくって,午前2で1問ぐらいは出てくるのですが,その程度は無視しても問題ないと思います。
応用情報技術者試験の場合も,参考書を完璧に覚える労力があるなら,問題演習をした方が効率的です。情報処理技術者試験は,暗記力が中心の試験ではないので,本の単語を覚えただけでは受かりません。
過去問をベースにすると,「今まで出てきたこと」が中心に学習できます。そして,今まで出てきたことは,これからも出てくる可能性が高いので,効率的に学習ができます。
ですので,過去問の学習は,どの試験区分でもおすすめです。
すべてやった方がいい,と思っていることでも,できないことというのはいろいろあります。
勉強以外にも,家族のことや仕事のこと,いろいろやることがあると思います。
バランスをとって勉強する,ということも大切です。
なるべく,不必要なこと,効果があまり見込めないことは引き算して,やることを厳選していきましょう。