先日,基本情報技術者試験及び情報セキュリティマネジメント試験の合格発表が行われました。
その時,「令和元年度秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午後問題の難易差補正について 」ということで,情報セキュリティマネジメント試験の午後問題の合格ラインが,通常の60点から46点に変更されたとのアナウンスがありました。

公開されている統計資料から計算してみると,60点で足切りを行うと,午後だけの突破率で26.98%となってしまい,例年の50%前後の合格率と比べると大幅に下がってしまうため,難易度補正が行われたのだと推察できます。

ただ,問題を見た限りでは,特に「難しい問題」という気はしませんでした。
難しいというよりは,「面倒」「長くて読み切れない」という問題という印象です。

今年も例年通り,「徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 令和2年度」を書かせていただきました。
その本の中に,難易度補正が行われた午後問題の解説を書いているのですが,確かに今回の解説は,いつもより大変でした。

問題文だけでなく設問文が長く,誤答の選択肢の数が多いのです。
実は書いてて面倒になって,誤答の理由をすべて書くのをちょっとサボってしまっていたのですが,校正で「その他の選択肢の解説を入れてください」とちゃんとチェックが入ったので,全部書き加えました。

ちなみに,誤った選択肢それぞれについて,その理由を考えて学習することをリーズニングといい,実はとても効果的な学習方法です。そのため,私の参考書や解答解説では,基本的に全部,正解以外の選択肢の理由を載せるようにしています。
リーズニングについては,時間ができた時にまた記事にしたいと考えています。

情報処理技術者試験は,基本的に国語力が必要な試験です。
問題文を正確に読んで出題者の意図をつかんでから,それに対応した内容を,専門知識をもとに回答します。
そのため,国語力が足りない場合には,合格するのが難しくなります。

といっても,通常は普通に文章が読めれば問題はないはずです。
今回の情報セキュリティマネジメント試験は,通常の読書スピードの人が全部読んで1時間半で完全に理解するのは難しい分量だったのではないかと感じています。

私自身は今年,英語の学習に本腰を入れているので,TOEICを受け続けています。
やっと,TOEICの読解問題を,時間内に読み切れるようになってきたところです。
前は全然時間が足りず,「もうちょっと時間があれば解けるのに」と悔しい思いをしていました。

TOEICは英語力を試す試験だから別にいいのですが,情報処理技術者試験は別に国語力がメインの試験ではありません。
もうちょっと,短く簡単な文章になればいいのにな,とは感じます。

とはいっても,試験内容自体は受験生側では変えられないため,確実に合格するためには,国語力も磨くのはおすすめです。
そうすれば,情報セキュリティマネジメント試験だけではなく,情報処理安全確保支援士試験や情報処理技術者試験の高度区分など,もっと難しい試験に合格するのにも役立ちます。

12月に入り,急に寒くなってきました。
体調管理をきちんと行いつつ,来年に向けてまた進んでいきましょう。