基本情報技術者試験のPython
令和2年度春期試験 受験申込みの最終締切は『本日18時』です。
(2月10日現在)
もし情報処理技術者試験や情報処理安全確保支援士試験を受験しようと思っていて,申込みを忘れている方は急ぎましょう。
申し込まないと,合格することができません。
今回の基本情報技術者試験から,プログラミング言語の選択にPythonが加わります。
新しい内容に触れたい方は,今回は基本情報技術者試験の受験がおすすめです。
私も今回は,基本情報技術者試験で申し込みました。
わく☆すたの基本情報技術者試験対策本の初書籍として,「徹底攻略 基本情報技術者の午後対策 Python編」が2月14日に発売されます。
先日,見本誌が届きましたが,こんな感じの本に仕上がりました。
私がPythonの基本情報技術者試験対策本を書こうと思った一番の理由は,「Pythonが好きだから」です。
4年前ぐらいから,Pythonを仕事でも趣味でも使っていて,いろいろできる,とても楽しい言語だと感じています。
もともと,「基本情報技術者試験にPythonが加わったら本を書いてみたい」という話を出版社の方としていて,それが実現した形です。
普段,基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などでコンピュータ科学の話をするときに,「実際にやってみればイメージがわきやすいのに」と思うことが良くあります。
難しい用語をただ暗記するより,実際にプログラミング言語で動かして見ながら学ぶと,効率的に楽しく学ぶことができます。
Pythonでは,2進数や16進数の変換もできますし,ライブラリを活用することでネットワークやセキュリティでも活用できます。
何より,アルゴリズムの学習には,実際にPythonで動かしてみるのはとても効果的です。
今回,基本情報技術者試験の教科書というかたちでPythonの本を書く時に意識したのは,「単にプログラミングというだけではなく,基本情報技術者試験の内容を一緒に学べるように」ということです。
基本情報技術者試験は,「基本」という名前が付いていますが,決して簡単な試験ではありません。ITを学ぶ上で基本となる,10年経っても使える基礎が全体的に出題される試験です。
アルゴリズムなどのプログラミングの考え方は,プログラミング言語が変わっても役に立ちます。
どのように学んでもいいのですが,Pythonで学ぶと,実際に動かして,試行錯誤しながら理解することができます。
Pythonの開発環境としてJupyter Notebookを使うと,いろいろ値を変えて何度も実験してみることもできます。
教科書で使用しているプログラムは全部,GitHubで公開していますので,ぜひご活用ください。
AI,機械学習,データサイエンスなどをはじめ,新しいことを実際に試しながら学ぶのに,Pythonはとても適しています。
まずは楽しく触れてみながら,これからの時代に役立つ,基本的なスキルを身につけていきましょう。