その試験区分の「役」になり切る
私の好きなゲームジャンルは,RPGなのですが,はまってしまうと,その役になり切ってしまって,なかなか日常生活に戻って来られなくなります。
なんか,歩いていても,ダンジョンを巡ってるような気分になることを多かったです。
最近は全然やってないのですが,いろいろ落ち着いたら,あっちの世界にまた行きたいと思う今日この頃です。
そんなこんなで,今日は,直前に聞く,ちょっとした勉強法の話です。
試験直前のこの時期,ちゃんとした勉強以外に,やってみるとおすすめなのは,その試験区分の「役」になり切る,というワークです。
教育技法としては,ロールプレイ(役割演技)になりますが,その立場になり切って演技をする,というのは,意外と視点が広がるのでおすすめです。
試験日まで3日ぐらい,最低でも試験当日は,「その試験試験区分の典型的な専門家」になり切って生活するのです。
ITストラテジストなら,ITコンサルっぽく,いろいろ戦略的に考えてる人を演じます。
システムアーキテクトなら,開発プロジェクトのアーキテクトとして,専門的な知識で問題を解決します。
ITサービスマネージャなら,日々の運用だけに終われるのではなく,高い視点からITサービスをマネジメントする人になり切ります。
論文系の3種目は特に,「その試験区分の立場」での心構えが大切ですし,それが論文に出ます。
役割を正確に意識することは,とっても大切ですし,それが合格への一番のポイントになります。
一度,「自分が受ける試験区分は,どんな人材像なのか」を意識して,自分でロールプレイしてみましょう。
情報セキュリティスペシャリストも,セキュリティを守るマネージャの立場で,いろいろ考えてみると,試験で求められている視点が理解できると思います。
ネットワークスペシャリストは,ネットワークの専門家の視点で,事例集などを読んで自分が劇的にトラブルシューティングするところをイメージして,演技してみるのが楽しいです。
試験問題に入り込んで,U君の立場になり切って,「調査しないと分かりません。」とか言ってみる,というのも面白いと思います。
最近私はよくやってるのですが,本や試験問題を,ただ黙読するのではなく,感情を込めて音読してみると,また違った感覚が得られると思います。O主任とU君で,声色を変えてみるのもおすすめです。
私も高度区分の試験日にはいつもすごく意識してやっていますが,「今受けている試験の対象者の気持ちになる」というのは,試験問題に入り込むのにとても役に立ちます。
今ぐらいから気分を高めて,当日にはすっかりなり切っていきましょう。