株式会社わくわくスタディワールド

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脳に負荷をかける

近年注目されている教育方法の1つに,「インバスケット」というものがあります。
プロジェクトマネージャ平成23年特別午前2の問11で出題されています。
ちなみに,同じ問題が,応用情報技術者平成21年春午前の問54にも出題されており,YouTubeの解説動画もありますので,よろしければご覧ください。
インバスケットとは,試験問題にもあるとおり,「一定時間内に数多くの問題を処理させることによって,問題の関連性,緊急性,重要性などに対する総合的判断力を高める技法」です。
通常ではありえない案件がたくさん出てきて,それを次々に解決していきます。
例えば,自分では手に負えない,難易度の高い要求が顧客から急に来たけど,職場に助言を求められる人が誰もいない,という状況でどのように問題解決をするのかを急いで考えるのです。
それも,一つではなく,複数の案件が一度に押し寄せ,優先度,緊急度を判断しながら,急いで行います。
ロールプレイングゲームではあるのですが,かなり必死で考える必要がある,脳に汗をかく手法です。
インバスケット自体は,昇進試験などでもよく用いられますし,結構昔からある方法ですが,最近結構売れている本に,「インバスケット思考」があります。
この本を読むと,インバスケット思考の概要がわかりますので,試験の用語をちゃんと深く知りたい方にはおすすめです。
また,実際の現場でも,結構役立つと思います。
脳は負荷をかけて限界まで使うと,それだけ能力が伸びます。
必死に考えて限界まで頑張ると,次に同じことをやるときには,余裕でできるようになります。
脳に負荷をかけていろいろやる経験自体が,能力を向上させるのです。
試験を受けるときでも,受ける時にあきらめてうけるのではなく,必死に制限時間内に答案を書き上げると,それだけで実力がアップしていたりします。
制限時間に脳にできるだけ多くの負荷をかける練習は,試験勉強でもかなり使えます。
なんとなく,ボーッとすごしていると,脳はあんまり成長しません。
時々は,脳に思いっきり負荷をかけることも役に立ちますし,意外と面白くて気持ちいいですので,おすすめです。