株式会社わくわくスタディワールド

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おすすめ参考書 ~データベーススペシャリスト編~

平成23年度春版までの,わく☆すたの「合格への道しるべDVD」には,シークレットページを用意して,おすすめ本やおすすめしない本などを紹介していました。
今回の「合格への道しるべDVD」でも,講義の中で,おすすめ本やその理由,下手な本をつかまないための選び方のコツなどはいろいろお話ししています。
参考書の選び方,いい本というのは個人差がありますし,個人に合わせたコツはあると思います。
セミナーでおすすめ本を聞かれたときには,その段階に合わせて,参考書以外もいろいろ紹介しています。
ただ,一般的にいい本はみんなで共有した方が役に立ちますので,今週はシリーズで,各試験区分のおすすめ本を紹介していきます。

データベーススペシャリスト試験の場合,しっかり理論を定着させるには,理論書が1冊あるとおすすめです。
個人的に一番気に入っているのは,「リレーショナルデータベース入門」です。
正規化理論を中心とした関係理論を,すごくきっちり説明している,大学の教科書です。
読みやすくはありませんが,更新時異状の例などもきっちり説明してあって,データベースの理論的な基礎をきっちり固めるのにはとても使える本です。
辞書代わりに1冊手元に置いておくと,いろんな時に読み返して役に立つと思います。
参考書的には,一番無難に使えるのは,「情報処理教科書 データベーススペシャリスト」かと思います。
ポイントは,過去10年分の過去問題とその解説が,ダウンロードも含めて手に入ることです。
解説自体は,過去に出版されたものをPDF化しているだけですが,データベーススペシャリスト試験は過去問演習が合否のカギをにぎるので,とても使えると思います。
解説自体の詳しさは,「徹底解説データベーススペシャリスト本試験問題」が上だとは思いますが,こちらだと3年分のみです。
最初の3年はしっかり解説を読んで学習して,あとは簡単な解説を見ながら数をこなす,という併用した使い方が妥当かなと思います。そうすると,過去問の解説の比較をすることで,より深く理解することも可能です。
参考書には,向き不向きがありますので,自分好みのものを選ぶのが一番だとは思います。
ここの意見も参考にしていただきながら,ぜひ,ご自分の目で見比べて,選んでみてください。