株式会社わくわくスタディワールド

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データベーススペシャリストでのSQL,DBMS

本日,わく☆すた公開セミナー「データベーススペシャリスト対策 5回コース」の3回目SQL+DBMSが,無事終了しました。
講座に参加された皆様,お疲れ様でした。
SQL,DBMSは,本来なら2回に分けて研修するぐらいの分量はあるのですが,午後で選択しない人も多い分野なので,1回に詰め込みました。
ちょっと詰め込みすぎて消化不良を起こした方も多かったようで,申し訳ありません。
講義内容のセミナーDVDは,講座にご参加いただいた皆様にもお送りいたしますので,繰り返し学習で復習していただければと思います。
DVDは,ご予約の皆様も含めて,編集が終わり次第,発送の予定です。
今日改めて感じたのですが,SQLとDBMSは,知識的な内容がかなり多いです。
そして,午後で選択しない人が多いからか,最近の傾向として,午前2でのSQL+DBMSの出題が増えていてます。
平成23年特別試験の午前2では,データベース分野の20問中14問が,SQL+DBMS(SQLは6問,DBMSは8問)です。
そのため,完全に無視するのではなく,ある程度はしっかり学習する必要があります。
SQLの場合,文法だけでなく,結合,副問合せ,グループ化などの考え方を理解することが大切です。
DBMSの場合,トランザクションの管理やインデックスの設定について理解する必要があります。
午後でSQLやDBMSを選択する気のない人でも,午前2レベルのことはしっかり学習しておきましょう。
そして,午後でSQLかDBMSを選択しよう,と思われている方は,午後1ではどちらが出てくるかはわかりませんので,両方学習しておく必要があります。
オラクルマスターなどをお持ちの方だと,ある程度の基礎知識があると思いますが,それでも国家試験特有の,ベンダに依存しない考え方に慣れる必要があります。
基本的にRDBMSの仕様などは,問題文に書いてありますので,それに従って問題を解いていけば,午後問題は結構解くことができます。
DBMSは計算問題が多いですが,計算の元となる数値は,問題文に書いてあります。
でも,だからといって,何もやらないで解けるわけではありません。
今日,受講生の方に言われて,なるほどと思ったのが,「DBMSに触れた経験がないので,問題文を読んでも,まったくイメージがわかない」ということでした。
DBMSの午後問題のは,イメージできるかどうかで,ある程度,実務経験のあるなしを判定している部分があると思います。
ですので,SQLやDBMSを選択される方は,一度ぐらいは,本物のDBMSに触れてみるのがおすすめです。
実際にSQLを書いてみたり,インデックスを設定したりしてみると,イメージがわきやすくなると思います。
私自身は,ちょうど受験の頃には,OracleやMySQLでサーバを立てたり,プログラムを組んだりしていたので,そのまま実務が役立った感じではありました。
午後で選択できるレベルまでSQLやDBMSについての実力をつけるとなると,そのために2,3ヶ月は必要になると思います。
データベーススペシャリストの午後1は,3問中2問選択で,今までのところずっと,
 問1 データベース基礎理論
 問2 データベース設計
 問3 SQL もしくは DBMS
という形で出題されています。
出題傾向も踏まえて,どこに注力するかを決めて,試験対策を行う方向性を考えていきましょう。