株式会社わくわくスタディワールド

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ラビリンスを歩く

わく☆すた,美月です。

私の趣味は,「ウォーキング」です。ホントは「マラソン」とか「ジョギング」とか書きたいところですが,マラソン大会に出ても半分以上は歩いてますし,ウォーキングだけは得意ですので,やっぱりウォーキングです。

きっかけは,4年ぐらい前に読んだ,「愛されてお金持ちになる魔法のカラダ」という本でした。1日2時間歩くと,脳が活性化されてプラス思考になり,何もかもうまくいく。。。という感じの本で,影響されやすい私は,さっそく歩き始めました。^^;
その結果,お金持ちになったかどうかはともかく,体は鍛えられて少しはプラス思考になったと思います。今でも,1日1時間ぐらいは歩くようにしてます。

ということで,今日は「学習法」としてのウォーキングの紹介です。

先日紹介した,達人プログラマーの「リファクタリング・ウェットウェア ―達人プログラマーの思考法と学習法」にもある,歩くことの効用のお話です。
「迷路」という意味を持つ英単語には,labyrinth(ラビリンス)とmaze(メイズ)があります。メイズは,ソフトウェア開発技術者試験のアルゴリズム問題にも出てくるような迷路で,出口が壁に遮られて見えない,複数の出入り口があるパズルです。それに対してラビリンスは,パズルではなく瞑想の道具です。道筋はひとつしかなく,選択の余地はありません。瞑想するために,森の中を長い間歩く,まっすぐな幹線道路を長時間ドライブする,というのを簡便にしたのです。

ラビリンスとは,こんな感じです。サンフランシスコのグレース大聖堂には,こんな感じのラビリンスがいくつもあるそうです。

ということで,問題を考えていて行き詰ったときや,仕事に飽きた時,新しいアイデアが欲しい時などには,ラビリンスを歩くのがおすすめです。

といっても,近所にラビリンスそのものはないでしょうから,一本道の,あまり考えなくても歩けるものなら何でもOKです。私の場合は,家の目の前の川べりの散歩道を歩いたり,江戸川のサイクリングロードをひたすら歩いたりしてます。本には,駐車場のまわりをぐるぐる回る,というのも紹介されいます。あまり,道筋を考えなくて進める,ぼーっとできる道なら,なんでも良いです。私のお気に入りのラビリンスは,こんな感じです。(松戸市ホームページより)

このときのやり方のコツは,「一生懸命考える」のではなく「心に留める」だけでよい,ということです。具体的には,悩んでいることや解決したいことは,一度紙に書いて,あとはそのままにしておきます。見直したり,常に考えたりするのではなく,いったん手放すのです。その方が,いろんな思考やアイデアが自由に出やすくなります。

散歩の効用については,「知的生活の方法 (講談社現代新書 436)」でも述べられています。散歩をすることで,いろいろなアイデアが浮かんできますし,脳が活性化されますので,日々の日課として歩くことによって,頭も良くなります。

気分転換にもなりますし,一度軽く,散歩に出てみませんか?