株式会社わくわくスタディワールド

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同じ失敗を繰り返さない

「負け試合の苦さは,もう二度とごめんだ,と思うまで味わっとくもんだ!」
 (by 「どろんこアドバンテージ」)
。。。ということで,負け試合の苦さを,じっくり味わって3日ほど落ち込んでた,わく☆すた美月です。
ちなみに,「どろんこアドバンテージ」は,私が小学生の時,「りぼん」に連載されていた,スポ根系のテニス漫画です。
情報処理技術者試験も,前回不合格だった人は,その現実をしっかり味わって,正面から見つめることが,次へとつながります。
改めて数えてみると,私自身,不合格が6回,敵前逃亡(申し込んで受験せず)が1回,不戦敗(ダメだと思って申込もせず)が2回もありました。
不合格だった場合には,単に「勉強不足だった」という言い訳にせず,もう少し細かく分析してみると役に立ちます。
私自身,2回不合格で3回目にやっと合格したのが,今回受けるエンベデッドシステムスペシャリストの前身,テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)です。
1回目は,あんまり勉強せず臨んで,あえなく敗退しました。
でも,「勉強しない割に,なんとなく解けた」という感触をつかんだおかげで,大きな誤解をしてしまいました。
「とりあえず,解いたら解けるんだから,過去問演習すればなんとかなるだろ」という甘い勉強計画を,2回目は立ててしまったのです。
確かに,テクニカルエンジニアの午後1や午後2は,読めば解ける部分も多いので,読めさえすればなんとなく格好がつきます。
でも,そもそも,「組込システム」を動かしたこともなく,イメージがつかめていない状態だと,ある程度は解けても,合格点までは届きません。
結局,解けたような気がしていたのに午後1で540点。今考えると,完全に実力不足でした。
ということで3回目は,その反省を活かし,「ちゃんとエンベデッドシステム(組み込みシステム)についてしっかり理解する」ことをメインにしました。
セミナーに参加し,実際にプログラムを組んで動かして,机上だけではない勉強を行いました。
その上で再度,過去問演習をやると,前年の自分は,全然わかってなくって表面だけで解いていたことがよくわかりました。
過去問で,理解出来ないところがないぐらいに演習して,本番に臨みました。
結果は見事合格。
改めて,情報処理技術者試験は,ちゃんとわかってないと合格できない,ということをすごく感じました。
試験対策を指導していて,はがゆく思うのが,「最小の努力で合格」を目指して,何回も失敗している人です。
勉強量が足りなくて不合格だったのなら,増やしてみないと合格しません。
毎回同じように,軽く用語暗記して,軽く過去問演習をする,というだけだと,何回やっても同じ結果だと思います。
薄い参考書で合格できないなら,別の分厚い参考書にしてみる。
過去問演習だけで合格できないなら,一度,基礎を振り返って勉強し直してみる。
経験不足で合格できないなら,疑似体験でもいいので経験を積んでみる。
そんな形で,前回とは違う対策を行ってみることが大切です。
実は,失敗する,ということは,そこに膨大な経験が眠っています。
うまく活用すれば,次の成功につながりますが,見ないで放っておくと,同じ失敗を繰り返してしまいます。
同じ失敗を繰り返さないためにも,今一度,自分の状況を見直してみましょう。