基本情報技術者試験でPythonを選択する場合の学習方法
2021年(令和3年)秋期の情報処理技術者試験はもうすぐです。まずは,基本情報技術者試験は10月1日からCBT(Computer Based Testing)方式で開始です。その後,10月10日(日)に,応用情報技術者試験や高度区分,情報処理安全確保支援士試験など一斉の筆記試験が開催されます。情報セキュリティマネジメント試験のCBT方式は12月です。
ちなみに私は,基本情報技術者試験の午後CBTは,初日に和歌山市で受験します。地元田辺市では1枠分しかとれなかったので,それは午前の受験として,11月に受験予定です。筆記試験では応用情報技術者試験を受験予定です。両方受験できるのは,地味にうれしいですね。
今日は,基本情報技術者試験のCBTで午後のプログラミング言語にPythonを選択して受験される方に向けて,勉強法についてお話します。
実際にプログラムしてみることが大切
Pythonに限らず,基本情報技術者試験の問題は,実務などで実際にプログラミングしている人には難しくない問題です。そのため,手を動かしてプログラミングすることが,学習の王道となります。写経と呼ばれる,プログラミングを実際に打ち込んでみることも,学習には有効です。
Pythonプログラミングの入門書などで,実際に動かしてみながら学習してみましょう。1から基本を学習するのには「スッキリわかるPython入門」が,実務にも役立つ書籍としては「独学プログラマー」がおすすめです。
問題演習を行う
基本情報技術者試験の午後問題のうち,アルゴリズムとプログラミング言語の問題に関しては,擬似的な開発演習となりますので,問題演習がプログラミングの実力アップにもつながります。
ただ,基本情報技術者試験のPythonは,公開されている問題がサンプル問題の1問しかないため,過去問題演習が足りません。
弊社で執筆しております「徹底攻略 基本情報技術者の午後対策 Python編 第2版」では,多くのソースコードの実例と,午後の演習問題を全部で10問掲載しております。すべてのソースコードは,GitHubに公開していますので,こちらも参考にしてみてください。
ご紹介,ありがとうございます!
最後に,クラスメソッド様の開発ブログで,「徹底攻略 基本情報技術者の午後対策 Python編 第2版」をご紹介いただきました。ありがとうございます!
基本情報、今ならやっぱPythonっしょ!「徹底攻略 基本情報技術者の午後対策 Python編 第2版」がよかった話
こちらのブログも参考に,アウトプットを行いながら学習を行うことは,とてもおすすめです。
弊社の本は,「基本情報技術者試験のPython」に特化しておりますので,初心者が1からという場合にはあまり向いてはいないのですが,すべて学習すれば合格レベルになる内容は含まれています。一部,「Pythonで必要な内容がない」などの声もいただいたのですが,情報処理技術者試験のシラバスには完全に準拠しており,「シラバスに合わせた用語」で試験範囲は漏れなく記述しております。試験センターの「試験で使用する情報技術に関する用語・プログラム言語など」にありますとおり,Python のバージョンは3.7.3で合わせています。そのため,Python3.8以降の新機能(代入式など)には対応しておりません。
あと,正誤表はこちらに掲載されています。出版に関することは,こちらでご確認,お問い合わせください。
試験まであと少しです。歩みを止めず,進んでいきましょう。