模擬試験の使い方
先週はiTEC,今日は資格の学校TACで模擬試験の会場受験が行われました。
模擬試験を会場受験する一番の効用は,「時間をきっちり計って問題を解ける」ことだと感じてます。
自宅で勉強していると,なかなか時間を計ってその通りに勉強,というのはやりづらいです。
午前や午後1まではできるとは思いますが,午後2の問題をきっちり解く,というのは,なかなか大変だと思います。
特に,高度区分の午後2を2時間集中して解く,という体験は,一度やっておくと役立ちます。
情報セキュリティスペシャリストの場合は,2時間では時間が余ることが多く,でも見直しをして最後まで粘ると点数が上がる,ということを体験するのは有効です。
データベーススペシャリストの場合は,「2時間では普通解けない」ことを身をもって体験するいい機会になります。
論文系は,2時間で論文を「書き切る」難しさも体験できます。
ですので,模擬試験を受けなかった方は,この「午後2を時間通り解く」という機会だけでも,作ってみることがおすすめです。
近所の図書館や会議室を借りて,過去問を使って「一人模擬試験」をやってみてもいいと思います。
あと,模擬試験は,過去の傾向や最近の技術傾向を見て,今年出そうだと予想されたものが出題されます。
ですので,出てきた問題のうち,自分が手薄だった分野があった時には,それを復習するのは効果的です。
基本的には,過去の出題傾向からよく出てくる内容が,出題形式や事例を変えて出題されます。
ですので,知らないことが出てきた時には,そこが盲点だった,と気づける効果があります。
最新技術の問題は,当たらないこともよくありますが,押さえておくと意外と出てきます。
ベストは,模擬試験を受けるまでに,過去問演習をひととおり行っておいて,「過去問と違う要素」を見つけることです。
過去問に出てくること+出たことないけど出そうなこと,の両方を押さえれば,合格の可能性はかなり高くなります。
情報処理技術者試験の模擬試験は,大学入試などと違って,点数や判定を見て一喜一憂するものではありません。
午前ぐらいは目安になると思いますが,基本的に,模擬試験でできていなくても本番で点数をとることは可能です。
受けた模擬試験はしっかり復習して,いろいろ役立てていきましょう。