広く浅く,穴のないように勉強する
お問い合わせがあったので,ちょっとわく☆すたからのお知らせです。
今週末3月25日に予定しております,わく☆すた公開セミナー「高度午前1・応用情報午前対策 1日集中コース」は,他のセミナーのように,セミナー参加者への終了後のDVD配布は行いません。
代わりに,YouTubeの動画配信で,限定公開する予定です。
10月頃までは見られるようにしますので,秋試験の受験をメインに考えられている方も,よろしければご検討ください。
あと,このセミナーは,他のセミナーと違い,時間を1時間延長して,17:50まで開催します。
「徹底解説 応用情報技術者教科書」をテキストに,1日みっちり午前分野全部を学習します。
先日,「午前の勉強をしっかりやる」でも書きましたが,応用情報技術者試験は,午前をしっかり理解しながら学習することで,午後にもある程度対応できるようになります。
弱点をつぶして,全体的な実力のベースアップをはかるのにもおすすめです。
応用情報技術者試験は,「専門的な深い知識」を問うための試験ではありません。
IT分野全般についてひととおり知っていて,一人で業務をこなせる,というレベルの試験です。
イメージとしては,入社3年程度の社員で,専門家になるための駆け出しの人,という感じです。
午後の試験で出てくる登場人物を見ると,だいたいのイメージがつかめると思います。
例えば,応用情報技術者平成23年秋午後問5のネットワークの問題では,システムエンジニアのC君と,若手社員のD君が出てきます。
このC君が応用情報技術者レベル,D君が基本情報技術者レベルぐらいかと思います。
D君が作ったありえないネットワークについて突っ込みを入れて,適切なネットワークに修正していく,そんな感じの役割がC君です。
ネットワークについてちゃんとわかっている必要はありますが,かといってそんなに難しいことをやるわけではありません。問題では,社員10人のSOHOオフィスでネットワーク設計し,基本的なルータの設定を行っているだけです。
それぞれの分野について深く知っているに越したことはありませんが,だからといって,1分野だけ深い知識がある,ということだとかえって合格は遠くなります。
午後では6分野選択する必要がありますし,午前ではまんべんなく,すべての分野が出てきます。
なるべく穴をなくすよう,広く浅く学習することが,合格のためには大切になります。
ストラテジ系やマネジメント系は,基本情報技術者やITパスポートと,それほどレベルは変わらないので,順番にステップアップしていると比較的楽だと思います。
テクノロジ系は難しくはなっていますが,数学的なことは全部わかっていなくても大丈夫です。
特に,最初の基礎理論の分野は,午後のプログラミングに対応しますが,それほど深く学習しなくても大丈夫です。
昔のソフトウェア開発技術者の試験に比べて,確実に易しくなっている分野ですし,アルゴリズムを極める必要はあまりありません。
苦手意識がある人も多い分野だと思いますが,ある程度やったら,手放して他の分野もやった方が賢明です。
応用情報技術者試験の一番大変な点は,「範囲が広い」点だと感じています。
最初の方の分野はやったけど,最後の方の分野は手つかず,ということのないよう,まんべんなく学習していきましょう。
●ちょっと補足です。
わく☆すた公開セミナー「高度午前1・応用情報午前対策 1日集中コース」は,「徹底解説 応用情報技術者教科書」を約12%割引で購入できる,「書籍付きセット」もありますので,まだ本を購入していない方はご検討下さい。