株式会社わくわくスタディワールド

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代替シナリオを作っておく

全国的に暴風雨の様子ですが,皆様,無事に帰宅できましたでしょうか。
試験日には無事,穏やかな天候になるといいですね。
個人的にはこんな日には,ちょうど10月の試験日に台風が来て,プレハブ校舎で震えながら試験を受けたことを思い出します。
寒くて手がかじかんだから,ネットワークスペシャリスト試験に落ちたんだ,と天気のせいにしたいところだったのですが,単なる自分の実力不足でした。^^;
試験に受かるコツとして大切なのは,実力以外で落ちる要因を,極力排除していくことです。
そのためには,通常時の行動としての通常シナリオだけでなく,非常時の代替シナリオを作っておくことがおすすめです。
試験に向けての事業継続計画(BCP)を立てておくのです。
例えば,先ほどの手がかじかんで試験で寒かった,という場合には,「暖かくするためのグッズを用意しておく」ことで対応できます。
私は最近はホッカイロを常備していますし,簡単に脱ぎ着できる上着を用意するのもおすすめです。
近頃は,ひざかけにも上着にもなる暖かいスカーフがあるので,重宝しています。
特に,受験票が来たときにやっておくといいのは,鉄道路線の代替シナリオです。
私自身,松戸に住んでいたときに,試験当日に常磐線が動かなくなって焦ったことがあります。とりあえず,北総線に乗るために矢切までタクシー飛ばして行って,なんとかなりましたが,そういった代替シナリオを設定しておくことは大切です。
個人的には,今回の会場は白金高輪なので,京浜東北線か山手線が走っていれば,品川から歩けばなんとかなるかな,って考えてます。
歩く,タクシーを使う,といった方法を組み合わせると,首都圏では意外な,いろいろなルートが見えてきます。
天候が悪く,電車が止まるリスクが高い場合には,前日に会場の近くに泊まる,という手もあります。
私も講義など,行けないと多くの人に迷惑がかかる場合には,そういった前泊を利用しています。
基本的には,自分の身が試験会場にたどり着いて,受験票さえあればなんとかなります。
筆記用具を忘れたり,写真を取り忘れたり,といった忘れ物があった場合には,お金さえあれば現地調達可能です。
とはいえ,こういった手は,都心だと大丈夫ですが,会場の場所によっては,苦労することもあります。
以前,祖師ヶ谷大蔵あたりの会場で,昼ご飯を買おうとして,店が見つけられなかったことがあります。
まわりをうろうろしても,休日が休みの店ばかりで,食べ物を売っている店がどうしても見つからなかったのです。
昼休憩の時間がなくなってきたので,あきらめて自動販売機で,甘くてカロリーの高そうな飲み物を飲んで,飢えをしのいだことがあります。^^;
第一種情報処理技術者(今の応用情報技術者)の試験でしたので,午後3時半で終了,ということでなんとかなりましたが,あれ以来,昼食は必ず自分で持参することにしています。
試験内容でも,代替シナリオを用意しておく,という手が使えます。
例えば,応用情報技術者試験の午後では,通常の問題レベルだったら問2,4,5,6,8,9を取る,と決めていたとします。でも,問9の情報セキュリティがとても難しかった,という場合には,代替として問10のプロジェクトマネジメントを取る,と決めておくと,難しいときでも焦らずにすみます。
そして,軽くプロジェクトマネジメントについての事前準備もしておくと,問題の選択の幅が広がります。
論述式試験の時には,「問題内容がはまったときに素晴らしい論文が書けるネタ」の他に,「どうにかとりつくろってギリギリ論文合格にできそうな,汎用性があるネタ」を用意しておくと,一応安心です。
スペシャリスト系試験の午後2では,2問とも難しそうで解けなさそう,っていう時には,解答欄の多い方を選んで,部分点狙いで書きまくる,ということを決めておくと,迷いが少なくなります。
試験当日には,何が起こるかわかりません。
それも人生の楽しみではあるのですが,なるべくあわてないために,事前に準備できることはやっておきましょう。