情報処理技術者試験 豆知識
試験前,事務的な手続など,試験内容以外で合格できないのは悲しいですよね。
試験センターの「受験票に関する注意事項など(平成24年度春期)」によると,受験票が到着しない場合や,紛失した場合,受験票が破損している場合の問合せは,明日4月10日(火)までです。
「あれ?まだ受験票届いてない・・・」という方や,「受験票が破れている」という方がいらっしゃいましたら,試験センターに急いで連絡しましょう。
ここのところ,セミナーや勉強会で,情報処理技術者試験を受けるのがはじめて,という方から質問を受けて,改めて当たり前だと思っていたことが,当たり前じゃないんだな,と感じることがありました。
ということで,情報処理技術者試験に対する暗黙知,というか豆知識みたいなものを,ここでまとめてみたいと思います。
まず最初に,受験会場について。
これは,受験票を見ればちゃんと書いてあるのですが,情報処理技術者試験はいろいろな会場であるので,会場ごとに特別な特徴というのがあります。
例えば,「土足厳禁」で上履きが必要な場合。
忘れても受験はできますが,足が冷たいです。^^;
そして,「複数の受験会場に分かれている」場合。
私も去年間違えて痛い目を見ましたが,受験票に複数の会場が書いてある場合があるので,自分の会場がどちらなのか,必ず確認しておきましょう。
そして,退場させられる違反行為について。
携帯電話は,音を鳴らすと本当に退場させられます。
試験中だけは,必ず電源を切っておいてください。最近は,携帯電話を複数持っている方も多いと思いますが,全部切っておく必要がありますので要注意です。
遅刻で30分以上過ぎると,本当に受験させてもらえません。例外はなしです。
基本的に遅刻しないように,万が一遅刻しても,30分以内には教室に入れるように,急ぎましょう。
受験票を忘れたり,写真を貼ってなかったりするのもNGです。
特例で受験させてもらえる,ということはまずありません。
このあたりは,事情も考慮されませんので,ある意味大学入試などよりも厳しいです。
ただ,こういった形式的なことをきちんと押さえておきさえすれば,その枠の中では自由です。
受験票に写真を貼って持っていき,時間までに会場に着いていて携帯を鳴らさない,ということさえちゃんとやっていれば,試験は受けられます。
あと,答案を書く時の豆知識。
字数制限は,「○文字以内」というだけなので,特に下限はありません。
ですので,少なすぎるから減点,ということはないです。
ただ,少なすぎる,ということは内容も足りない可能性は高いので,できれば埋めておいた方が無難ではあります。
論文も,「800字以上1600字以内」など指定があると思いますので,その字数を守れば,形式はOKです。
別に,上限ギリギリまで書いたから受かりやすくなる,というわけではありません。
基本的には,800字以上が制限だったら,その字数に到達していれば,その後は内容だけです。
字数が多い答案は,よけいなことを書いている場合も多いので,適当な字数で終わらせましょう。
そして,「,」や「。」は,書けなかったら書かなくてもかまいません。
20字以内の問題のときに,20字ギリギリになって,最後「。」が入らなかったら,書かなくてもOKです。
ですので,形式はそれほど気にせず,書けるように書きましょう。そんなことよりも,必要な内容がちゃんと書かれているかどうかの方が大切です。
あと,答案を書くときの注意事項について。
論述式試験を受ける人は特に,冊子型なので,順番に論文を書いていると,結構裏移りします。
力を込めて書きすぎると,裏の文字が読めないぐらいになりますので,適度に力を抜くか,1枚1枚机につけて書くのがおすすめです。
その他の試験の時でも,固すぎる鉛筆だと消えにくいので,適度にやわらかい鉛筆(シャープペンシル)の方が,消しゴムがスムーズです。
そして,結構どの試験区分でも,「図示せよ」の問題は出てくることがあるので,定規があると便利です。
特にデータベーススペシャリストでは必須といえます。
他の区分でも,情報セキュリティスペシャリストでUML(ユースケース図)を書いたり,ということもありますので,あると安心です。
多分,試験慣れしていると気づかないぐらいのことでも,初めての試験や,初めての試験区分の人は不安な点があると思います。
こういったことは,受けたことがある会社の先輩などに聞いても,簡単に答えてくれると思いますので,身近にそういう人がいる場合には,聞いてみるのがおすすめです。
できるだけ事前に情報を集めて,安心して受験に臨みましょう。