株式会社わくわくスタディワールド

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ピークを本番の午後にもってくる

いよいよあと2日,試験も間近にせまってきました。
ここまできたら,勉強する内容よりもなによりも,当日のコンディションが大切です。
情報処理技術者試験,特に応用情報技術者試験以上は,暗記力を試すのが中心の試験ではありません。
ちゃんと問題文を理解し,頭を使って考えることが大切なのです。
そのためには,肝心なときに頭がフル回転できるように,ピークを合わせていくことが大切になります。
長文を読解して,適切な解答を導くには,かなりの集中力が必要ですし,ピークがうまくはまると,調子良く問題も解けると思います。
「午前が危なそう」という人ではないかぎり,合否を分けるのは午後です。
ですので,なるべく午前中は,適当に気を抜きながら,体力を温存していきましょう。
午後1で調子が出てきて,午後2がピーク,となれば最高です。
コンディションによって,差が出やすい分野と,差が出にくい分野があります。
例えば応用情報技術者試験の午後では,プログラミングやデータベースなどの頭を使う分野や,経営戦略やプロジェクトマネジメント,ITサービスマネジメントなどの,長文を読んで長文で答える問題は,結構差が出ます。
問題文の意図を正確に把握しないと解けない問題は,集中力が鍵を握るのです。
逆に,比較的知識問題が多く,あまり状況に左右されないのは,ネットワークと情報セキュリティかと思います。
知らないとどうしようもないものは,調子が悪くても,知っていれば解けるはずです。
試験区分でいうと,データベーススペシャリストは,かなり体力を消耗しますので,特にコンディションが大切です。
頭と手を最大限に使って問題を解くためにも,午後2がピークになるよう,スロースタートでいきましょう。
そして,プロジェクトマネージャとシステム監査は,論述式の午後2を書き切れるかどうかが,合否のカギです。
最後の2時間は手が痛くなるのは必至ですので,それまではちょっと手の力を抜いていきましょう。^^
そして,情報セキュリティスペシャリストとエンベデッドシステムスペシャリスト。
最近エンベの午後2の勉強中なので,あえてこの2つをまとめてみますが,この2つの試験区分の午後2は,上の高度3区分とは,ちょっと毛色が違う感じがします。
多分,時間的にはどちらも,普通に解いていれば余るんじゃないかと思います。
そして,だからといって,簡単で受かりやすい,というわけではないのです。
データベースの問題が,必死で量をこなしていく感じなのに対して,セキュリティとエンベデッドは,問題文の意向を正確に把握するところが中心になります。
量が少ない割に問題文にあいまいなところが多いので,丁寧に読んでいって,意図をしっかり読み取ることが大切です。
そのために必要なのは,体力というよりも冷静さ,落ち着き,という感じです。
あまり気負わず,心を静かにして,問題文の流れに身を任せることが大事なのです。
個人的には,午後2の前は特に,呼吸を整えたりして,意識して精神統一を図ってます。
そしてそこに力を温存するため,午前1や午前2では,ゆるゆると,終わったら昼寝をしたりしてます。^^;
ハンカチは机の上に置くことが可能なので,分厚めのタオルハンカチを持っていって,それを枕にして余った時間は寝ます。
最近は,午前1も午前2も,退出可能時間がないので,そうやって暇つぶしする,という意図もあります。
試験区分によって,ベストな状態は結構違うと思いますが,それは,「その試験区分の人になり切る」ことでも対応できると思います。
きっと,有能な情報セキュリティスペシャリストは,何かトラブルがあってもあわてたりせず,冷静に全体を見て,問題解決できる人です。
あともう少し。
今持っている自分のベストが尽くせるよう,心と体を整えていきましょう。