インキュベータとは?
情報処理技術者試験のシラバスが変更になって,「情報処理技術者試験 出題範囲 改訂版(PDF)」となりました。
そして,その中に加わった新しい用語に,「インキュベータ」があります。
午前の試験範囲で,分野としては,経営戦略マネジメントの経営戦略手法の1つとしてあげられています。
『魔法少女まどか☆マギカ』のキュゥべえの本名が,このインキュベータなので,一部の人には有名な言葉だとは思いますが,その本来の意味を知っておかないと,試験では点数とれませんね。^^;
もともとの語源は,生物学の用語で「孵卵器」です。つまり,卵を人工的に孵化させるために,温度を一定に保つ機械になります。
この語源から,経営用語として,起業家の卵をうまく成功させるように,手助けをする事業者などを指す言葉として使われるようになりました。
起業したばかりの企業をハード面やソフト面で支援する事業を指します。
具体的な例でいうと,わく☆すたでよくセミナーに利用している,「板橋区立企業活性化センター」。
この施設では,起業しようとする人に向けて,創業セミナーなどを行ったり,スタートアップ用にオフィスを貸し出したりしています。
セミナーに来られた方は,入り口にいろいろ起業関連のパンフレットも置いてあるので,眺めてみるとイメージしやすいと思います。
ちなみに,企業のスタートアップに使える,オフィス用の貸し出し施設のことを,インキュベーターオフィスといいます。
東京都中小企業振興公社でも,「インキュベーターオフィス情報」として,いろんな施設が紹介されています。
創業3年ぐらいまでの若い会社を支援する,という風に,条件が定められているものが多いです。
多分,午前レベルなので,「会社を新たに起業する人を支援する事業者」ぐらいを知っておけば,問題は解けると思います。
ただ,せっかくなので,ちゃんと知っておくと楽しいです。
新しい用語もいろいろチェックして,さわやかに時代の波に乗っていきましょう。