株式会社わくわくスタディワールド

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採点講評の発表

本日,平成24年度春期試験について応用情報技術者・高度区分午後の採点講評が公開されました。
自分の受けた区分について見直してみると,いろいろなヒントになると思います。
例えば,データベーススペシャリスト試験では,受験生の方に聞いた限りでもそうでしたが,午後1が全体的に正答率が低く,午後2が高かったようです。
特に,午後1の問1と問2は,選ぶ人が多い問題でもありますし,この2問が難しめだったのは影響が大きかったのではないかと思います。
私が受けたエンベデッドシステムスペシャリストは,午後1の問1~問3,午後2の問1・2の全部が,「正答率が高かった」となっています。
受かりやすかったかどうかはともかく,解答が一意に導けて,解きやすい問題だったとは思います。
そして,応用情報技術者試験の場合,今回,受験生の方から聞いた限りでは,マネジメント系,ストラテジ系を中心に選んだ人の合格率が低めでした。
逆に,テクノロジ系を中心に選んだ方は,かなり合格しています。
採点講評を見る限りでも,問1より問2を選んだ人の方が,受かりやすかったようです。問2のプログラミングは問題も易しかったですし,「正答率が高かった」とはっきり明記されています。
全体として「正答率が低かった」と書かれているのは,問10のプロジェクトマネジメントです。この問に限らず,今回はマネジメント系3問は,結構難しかったように思います。
プロマネは,今回D判定がかなり多めだったのですが,午後2の採点講評を見る限り,「プロジェクトについて記述して欲しいのに,システムとか他のことについて書いちゃってる答案が多いよ」ってことなのかな,と感じます。
情報セキュリティスペシャリストは,午後2の問1と問2で,問1が「正答率が高かった」で,問2が「正答率が低かった」なので,選択問題によって明暗を分けた感じもあります。
システム監査の午後2講評も,「題意とあっていない」「出題の趣旨に合致していない」などの記述が多いですね。
採点講評を見ると,「出題者がどんなところを意識して採点しているか」がよくわかります。
自分が受けた試験は特に,解答を振り返るだけでなく採点講評を見て,どれだけポイントを押さえていたかを確認していきましょう。