できないことができるようになるから面白い

今月から,ヨガのスタジオに入会して,週に2~3回ぐらい通ってます。
私はめちゃめちゃ体が硬くて,肩こりや腰痛対策にヨガをはじめたのですが,体もほぐれてきていい感じです。
そこで,体を動かしながら感じるのは,ちょっとでも自分で進歩を感じると楽しい,ということです。
昨日よりちょっと,今までできなかったことができるようになる,また,体の中をより感じられるようになると,それだけでかなりうれしかったりします。
多分,もともと体が柔らかい人は当たり前にできるようなことが,私は当たり前にできない,ということが多いです。
でも,その分,できたときに喜べることが多いのかな,と感じています。
例えば足の指先に手が届くようになった,ということが,とってもうれしかったりします。
ちょっとずつの進歩,というのは,身近な喜びのわりにうれしさが大きくって,結構お得な感じです。
ランニングは,進歩がタイムなどの数値で分かる面白さがありますが,ヨガは地味に,自分の内側に進歩を感じる感じです。
そのゆるさが,あまり頑張る感じじゃなく,心地いいかな,って思ってます。
試験勉強も,最初からできていたら,全然面白くないと思います。
勉強しなくても受かる試験というのは,優越感を満たしたり,自信をつけたりするのにはいいですが,勉強するやりがいはあんまりないと思います。
ですので,ある程度勉強しなきゃ受からない試験の方が,受けていて面白いと思います。
試験の場合,よく言われるのは,「自分の今の実力では無理だけど,勉強すれば受かりそう」と感じられるぐらいのレベルの試験が,一番やる気が出ます。
難しすぎて全然ムリ,というぐらいだと,最初からやる気を失いますし,今のままでも大丈夫,と思えば勉強する気も起きません。
適度に難しくって,「3ヶ月ぐらい勉強すれば受かりそう」と思えるぐらいが,試験の選択としては適当です。
個人的な経験だと,第一種情報処理技術者(今の応用情報技術者)やネットワークスペシャリストを受験するときには,「ちゃんと勉強しないと受からなそうだけど,やったらできそう」と感じで,やる気にあふれて勉強できました。
そして,その時に,最初は全然解けなかった問題が,知識を身につけて演習を繰り返していくことで段々解けるようになっていくところが,すごく楽しかったです。
ゲームの時の,1つ1つ面をクリアしていく感じで,1年ずつ過去問をクリアしていって,そのたびに力がついていく感覚でした。
やる気が全然起きなかったのは,最初の論文試験で見栄をはってシステムアナリスト(今のITストラテジスト)を受けようとしたときです。
なんか,やらなきゃと思うんだけど進まない。。。という状態で,全然勉強できませんでした。
今思えば,段階を飛び越していたので,やっても無理,と心の底でわかっていたんだと思います。
逆に,システムアナリストに受かった後に上級システムアドミニストレータを受けようとしたときにも,あまりやる気が起きませんでした。
そんなにやらなくても行けそうな気がしたのと,なんか勉強しても面白い知識や役に立つ知識にあまり出会えそうにないなぁ,と感じていたのが原因です。
(このあたりは,個人の好みの問題だとは思います。)
できないことがいっぱいある,ということは,それをできるようにしていく面白さがいっぱい残されてる,ということでもあります。
今できないからといって落ち込まず,1つ1つクリアしていくことを楽しみましょう。