好きなことの本質を知る
わく☆すた,けんけんです。
前回,「やりたいこと・好きなことをやってみる」と言う記事を書きました。
今日はこれに関連して,「好きなことの本質」について書いてみたいと思います。
わく☆すたでは,情報処理技術者試験の解答解説や,分野別の解説DVDを作成して販売しています。どうして,この仕事をしているのかは,感じるままに選択して動いてきたら,そうなった。と言うのが正直なところです。
先日,美月さんと「コンピューターお互い,好きだよねぇ。」と話していたところ,この今の仕事に関しての“本質”に気づいたのです。
自分とコンピューターとの出会いは,中学生の時でした。当時,ラジオ少年で,今は休刊になってしまいましたが,電波新聞社の「ラジオの製作」とかを購読していました。その影響で,PC8001とかのマイコンは知っていましたが,お店で少し触って,2,3行のプログラムを走らせたりしている程度で,当時は自分でプログラムを作る必要があるのと,とても高価なので,敷居が高く,興味はあるものの,前に進む情熱は出てきませんでした。しかし,高校生の時に,衝撃の出来事があったのです。ラジオ少年が高じて,アマチュア無線とかもやっていたので,当時,晴海の国際展示場で開催されていた,「アマチュア無線フェスティバル」に出かけた時のことです。
パソコンのプログラムで,好きなキャラクターがウインクしているのです!
これには,やられました。こいつはすごいぞと,普段,知らない人には声をかけることなんてできないのに,展示していた人に,勇気をふりしぼって,「このプログラムって,どうなっているんですか?」と聞いたくらいでした。「いつかきっと,自分もパソコンを手に入れて,ウインクさせてやる!」と高校生の自分は,堅く誓ったのでした。
さて,前置きが長くなってしまいましたが,ここから読み取れることを分析してみます。
「ウインク」は,言い換えれば“動画”です。そして,コンピューターで作られ,動いています。そして,その動画が手元にあり,いつでも見ることができる。つまり,好きな対象がコンピューターで作られた動画として手元にあることに,とても心を動かされます。これが,根本です。
そして,今の仕事は,自分のパートナーである美月さんの動画を撮影し,パソコンで編集し,DVDや動画ファイルとして手元におけるようにしている。さらに少し進化させて,YouTubeでどこからでも見られるようにしている。
とまぁ,根本の情熱とほぼ同じことをやっているなぁと気がついたのです。そして,それが人に喜ばれることになっているので,仕事になっているわけです。
今の時代に合わせて,コンピューターで動画を編集し,公開できるようにするため(だけじゃないと思いますが。)会社員時代は,情報システム部に配属されて,いろいろと学んでいたんだなぁと思うと,納得できます。
そんなわけで,今,仕事に焦燥感を感じていたり,こんなはずじゃないと思っていたり,この仕事あっていないなぁと感じている場合は,自分の“好きの本質”からずれていることをやっている可能性があります。
今日の記事の「好きの本質」は,人によってそれぞれで,異なります。
昔ご自身が情熱を感じたことはなんだったのかを,少し時間をとって見つめ直してみると,新しい自分が見えてくるかもしれません。