体調のピークを来週にもっていく

とうとう,試験まであと1週間になりましたね。
先週,私は風邪をひいてしまったので,1日寝込んでいました。
今はもう,体調は回復したのですが,声が元に戻らず,企業研修では普段は使わないマイクを使って講義を行いました。
やっぱり,体調が良くないと,頭の冴えも落ちますし大変ですね。
今,体調が良くない方は,くれぐれも無理しないことが大切です。
風邪は無理をするとこじらせることもありますし,早めに休養すれば,来週には回復していると思います。自分の体の声をしっかりキャッチしながら,来週の日曜日に向けて体調を整えることを意識しましょう。
風邪,というと思い出すのが,中学の頃,とても真面目で勉強ができるクラスメイトがいました。
実力もあって,「入試は受かりそうだな」と思っていたら,当日風邪をひいてしまって,熱が下がらないまま受験してしまったそうです。
それで,本命の高校に落ちてしまい,仕方なく滑り止めに受けていた高校に行ったそうです。
情報処理技術者試験でも,風邪をひいてしまって,実力が発揮できなかったという話は,時々聞きます。特に,年齢が上がってくると,あまり無理が効かなくなってくるので,当日のコンディションは大切です。試験は1日仕事なので,思いのほか体力を消耗するからです。
試験で必要な体力というのは,スポーツみたいに,「ようし,やるぞーー!」って感じで気合いの入った,元気な感じではありません。
ただ,静かに冷静に,最後まで集中力を切らさないような,そんな持続する体力です。
走るのに例えると,短距離走よりもマラソン,という感じです。
マラソンでは,1週間前からは,走り込みはなるべく減らして,当日に疲労を残さないようにします。
試験勉強も,1週間前からは追い込みをして一夜漬けをするよりも,適度にセーブしてコンディションを整えることが大切です。
今から必死で知識を詰め込む,というのが通用するのは基本情報技術者試験ぐらいまでだと思います。午後に記述式のある試験は,詰め込んだ知識よりも,当日いかに問題文を正確に読んで,適切な答えを書くか,といった方が大切です。
まったく何もしないと,当日問題を読んだときに頭の切替ができませんので,この1週間は,過去問題などで問題文に慣れておくことも大事です。
ただ,やりすぎると当日疲れが残ってしまいますので,適度に無理がない程度に行う必要があります。
具体的な方法としては,なるべく早寝早起き,規則正しい生活と食事を心がけて,体のリズムを試験時間に合わせていくというのが効果的です。
高度区分の場合,午後が合否のカギを握りますので,本試験の午後1時から4時半までがピークになるよう,調整していくといいと思います。
プロのスポーツ選手でも,本番にピークを合わせる,というのは結構難しいと聞きます。
試験にピッタリとピークを合わせる,というのは大変かもしれませんが,本番の1週間後をなるべくいい状態で迎えられるよう,コンディションを整えていきましょう。