試験を振り返って,実力を伸ばす

試験は,受けた後の復習を行うことによって,さらに実力を伸ばすことができます。
日曜日に受けてきた情報処理技術者試験,せっかく1日集中して受けてきたのですし,その結果をふり返ってみるのはおすすめです。
試験をふり返ることによって得られることは,次の3つです。
1.現時点での,自分の客観的な実力
2.今まで知らなかった新しい技術などの知識
3.問題文の読み方や答案の書き方など,試験を受ける上で役に立つ情報
試験を合否にとらわれず,客観的にふり返ってみると,どれくらいできたか,というのは大体つかめると思います。
そこで,分からなかった言葉や,新しい情報などについて調べて自分のものにすると,次に生かすことができます。
今回のネットワークスペシャリスト試験では,10年ぐらい出ると言われていてなかなか出なかったIPv6が,午後2に初登場しました。多分,一度出ると次も出る可能性が高まりますので,IPv6について調べてみる,というのもおすすめです。
そして,自分で書いてみた答案をふり返り,きちんと言いたいことが書けたのかどうかなどを確認してみることによって,点数がとれる答案はどのようなものか,といったことも学べます。
今の時期だと,公式回答が決まっていないので,いろんな解答例を見ながら,どれが最適かを比較検討してみると,力がつくと思います。
そんな感じで,なるべく冷静に,試験をふり返っていきましょう。
逆に,おすすめしないのは,今の時点で力を入れて,「試験問題にこだわりすぎる」ことです。
何が正解か議論することは楽しいですが,自分の解答が正しいことを証明しようとしたり,自分が合格したかどうかの確証を得ようとしたりすると,泥沼にはまって疲れるだけになってしまいます。
だいたい,正解にこだわる人は,合否スレスレの方が多いのですが,議論して勝って相手に自分の解答を認めさせたり,正解かどうかを人に確認したりしても,それは合格とはなんの関係もありません。
試験の結果については,今から頑張っても動かしようがないので,合格発表まで手放していきましょう。
適度に力をゆるめながら,気負わない程度に復習していくのがおすすめです。
今日あたりから徐々に各社の解答速報も出てくると思いますので,チェックして解答合わせをしてみるのもいいと思います。
あまり気負いすぎず,ゆるゆるとふり返りながら,疲れを癒していきましょう。