団体受験で,応募者の成績情報を提供

先日の秋の情報処理技術者試験の直後から,さりげなく試験センターのホームページの右上にこそっと出ていた情報に,「平成25年度春期情報処理技術者試験から,「団体経由申込み」が利用しやすくなります!!」というのがあります。
団体経由申込み,いわゆる「団体受験」の場合,今までは団体受験を申し込んだ団体の担当者は,合否や出欠などの「試験結果」しか知ることができませんでした。
個人個人の成績の情報は,受けた本人のみが照会でき,団体の担当者は知ることができませんでした。
しかし,次回(平成25年春期)の試験からは,団体受験をとりまとめた担当者に,成績情報(時間区分別得点,分野別得点),及び選択分野を通知するそうです。
今までは,企業で結果を管理するために,任意で個人に呼びかけて情報を収集することが多かったのですが,その必要がなくなりました。
企業での教育を管理する部署にとっては,情報収集の手間が減って,歓迎することだと思います。
受ける人にとっては,会社に情報を知られたくないということはあるかもしれませんが,会社のお金で受験している場合には,ある程度仕方がないことだとは思います。
たまに,「会社に結果を知られたくないから個人申込で受験する」という話を聞きますが,知られたくない場合は,個人で申込をして,合格証書をもらったら会社に見せる,という方法がいいのかもしれません。
個人的には,会社で団体受験を行うということは,情報処理技術者試験をその会社が推奨しているということだと思いますので,積極的に受験していることを会社に知ってもらうためにも,団体受験で受けた方がいいとは感じています。
あと,団体経由の申込が,10名以上から5名以上になります。
昔,会社の部署で団体申込をしようとしたとき,受験者が5名しか集まらなくって,団体申込を断念したことがあったのですが,今後はこういう部署単位などの小さい単位での申込も可能です。
新人が減ってきたりして,受ける人数が減っている会社などもあると思いますが,人数が少ないと,団体受験が行いやすくなりますね。
情報処理技術者試験の制度や申込方法は,年々少しずつ変わってきています。
新しく変わった点を押さえつつ,試験をいろんなことに活かしていきましょう。