株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

過去問や,過去問題集を手に入れる

今日,TACさんより,通信教材用に執筆したデータベーススペシャリスト本試験の解答解説本が送られてきました。
こんな感じで,単年度ごとに1冊ずつ本になっているものです。
TAC・DB問題集 平成24年春期

諸事情により,平成22年度からは,iTECさんの本試験問題集の執筆はやめて,こちらの問題集を書かせていただいています。(といっても,特に著者名が出るわけではありませんし,他の方との共著ですが)
通信教育用の教材なので,一般販売は行われていないと思いますが,手に入れられる機会があれば,ご活用ください。
データベーススペシャリスト試験に限らず,情報処理技術者試験の高度区分は,過去問演習を中心に行うことは必須ですし,王道です。
そして,過去の問題や過去問解説を集めて勉強するのですが,それができる限度には制限があります。
過去の問題は,平成16年度(2004年度)春期試験以降は公式に,試験センターのホームページで,過去問題のページとして公開されています。
こちらがオリジナルですので,何か困ったことがあったときには,オリジナルをチェックする,というのがおすすめです。
というのは,市販されている過去問集や参考書,問題集などに出ている過去問題は,誤植などで問題自体が間違っている,ということがたまにあるからです。
その頻度は,出版社や本の値段にもよりますが,解けないときにもとの問題を確認すると,問題の内容が違った,ということは時々あります。
そして,過去問集として現在出版されているものは,大体過去3期分~5期分ぐらいまでしか載っていないものが多いです。
最近は,「Webでさらに過去の解説をダウンロードできます」と書いてある本が増えてはきましたが,試験区分によってはそれもないことがあります。
そんなときには,古本屋やアマゾンなどで,中古の過去問集を手に入れる,という方法があります。
チェックしていると結構いっぱい出てくるので,探せば平成16年以降ぐらいなら揃えられると思います。ただ,今年だと「平成21年のもの」など,3の倍数の年(効率良く過去問が揃えられる年)は値段が高い傾向があったりします。
今のうちから過去問を取りそろえておくと,実際に問題演習をしっかりやるときには,とても役に立ちます。
普通は大体,3期分の過去問題をやれば大丈夫なはずですが,それだけだと足りないと感じる時も結構あるのです。
実際に3期分解いてみて,それで自信が持てれば大丈夫ですが,何か不安が残るときには,もう少し多めに問題を解いてみる必要があります。
そんなときには,問題の質がいいので,予想問題よりは古い過去問の方がおすすめです。
直前にあわてると入手できない場合もありますので,揃えるなら早めがおすすめです。
問題点としては,過去問を揃えたらそれだけで勉強した気になってしまい,実際の勉強を行わない,となりがちなところではあります。
できれば,1年分ぐらいは勉強を始める初日に解いてみて,合格までの距離を確認するのがおすすめです。
勉強の準備は,早くからはじめておくと,後半余裕を持つことができます。
今できることは,なるべく早めに準備していきましょう。