株式会社わくわくスタディワールド

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午前問題が易しくなってる

わく☆すた,美月です。
先ほど,合格証書が届きました。新試験になって,デザインとか変わるかな~と,ちょっと期待していたのですが,前回と全く同じでした。試験名が変わっただけで,一字一句一緒,大臣の名前も一緒でした。ちょっと残念。
ってことで,合格率から見た試験の傾向,その2です。
最近,YouTubeの撮影をしていて,なんとなく「今回の午前,簡単だな」とは感じていましたが,合格率を見る限り,明らかにそのようです。
試験センターの,得点分布,評価ランク分布をもとに計算すると,応用情報技術者試験の各試験の突破率は,
 午前54.2%,午後48.7%
です。午後は,午後1と午後2が統合されたので一概には言えませんが,同じ形式で実施されている午前の突破率は明らかに上がっています。ちなみに,過去のソフトウェア開発技術者試験の時には,午前の突破率は48%ぐらいが平均で,50%はありませんでした。
合格率で5%上がるってことは,結構易しくなってるんじゃないかと思います。
今回の試験問題を見る限り,昔のコンピュータ科学基礎,今の基礎理論の分野が特に易しくなってるかな,とは感じています。多分,前回までのソフトウェア開発技術者試験は,コンピュータ科学基礎分野だけ難易度レベル3(最高レベル)ってことで出題されていたので,その分易しくなったというのが一番考えられます。
高度午前1は,応用情報技術者試験午前と全く同じレベル(問題も一緒)です。
ちなみに,高度の各試験区分の突破率は,予想外に高く,下のような感じになります。

 DB 午前1 83.6% 午前2 95.3%
 SC 午前1 77.2% 午前2 88.8%
 PM 午前1 79.2% 午前2 96.3%
 ES 午前1 78.8% 午前2 91.1%
 AU 午前1 84.4% 午前2 97.2%

午前1は5種目とも共通問題ですが,どの試験区分も8割ぐらいの突破率です。
高度受けるレベルだと,午前で落ちる人はあまりいないようです。これは,秋試験は免除者の方が多いぐらいでしょうね。午前2なんて突破率9割前後で,やる意味あるの?ぐらいの高い合格率です。
前回までの午前試験に比べると,明らかに易しくなって突破しやすくなった印象を受けます。
ただ,これを見て,「午前は楽勝!全然勉強はいらない!」とか思ってると,足元すくわれる危険はあるんじゃないかと思います。合格率が高すぎたってことで,次回の試験は今回よりは難しくなるかもしれません。特に午前2は,これだとあまり足切りとして機能していないので,難化する可能性は高いと考えています。
ということで,ちょっと気楽に,でもやるべきことはきっちり,という感じで午前の勉強をするのがおすすめです。