株式会社わくわくスタディワールド

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質問の内容は,とても大事

わく☆すた,けんけんです。
今日のブログは,友人の本田健さんが新刊,「ピンチをチャンスに変える51の質問」を出すので,「質問すること」について考えてみたいと思います。
最近,『「質問力」が大事。』なんてことを,いろいろなところで見かける機会が増えました。実はこれ,本当に大事です。特に,「質問する内容」が大事です。
どうして,大事なのかと言うと,質問によって行動の方向が決定されてしまうからなんです。
例をあげて説明しますね。
先月末に,情報処理技術者試験・春試験の合格発表がありました。がんばったけど,不合格になった人が,自分にする質問するとします。質問の内容で,次回の試験で,また不合格か,合格を勝ち取るか方向が変わってきます。2つの質問を例としてあげてみます。
  ●秋試験も不合格になる人の質問
     「どうして落ちたんだろう。
  ●秋試験には合格する人の質問
     「合格するために,まずできることはなんだろう。
この2つ,似ているようで,非なるものです。
上の例は,落ちた理由を延々探し出します。そうすると,「これがだめだった」「これもできていない」「勉強できなかった自分がいけない」と,どんどん落ち込んでゆきます。たたけば埃が出ない人なんていないのにもかかわらず,「できなかった理由・自分」にフォーカスしてしまいます。
そして,結論として,「だめな自分は合格するわけはない」と言うセルフイメージが出来上がってしまい,毎回落ちる人が完成します。
一方,下の例は,今は合格のレベルにはいないかもしれませんが,着実に合格への一歩を上がってゆくことができます。「合格するために,まずできることはなんだろう。」と質問することで,「合格には,6割の正答率が必要だ」「今回,午後で落ちたので,午後対策が不足している」「言語の点数が低いので,そこを強化すれば,6割超えるぞ」 などと,合格への方向に進むのがわかります。
たった一つの質問が,こうも方向が変わってしまうのが理解していただけたでしょうか。
ピンチをチャンスに変える51の質問」には,いろんな分野で効果的な(刺激的な?)質問が掲載されています。
先日,出版前のゲラを見せていただきまして,正直なところ,「もっと早くだしてよ~。」と思ってしまいました。それだけ,強烈な質問が揃っています。もしかして,この本を読んだだけで,人生変わってしまう人が出るかもしれません。
7月7日発売予定ですので,おすすめです。
「情報処理技術者試験に合格する質問」も考えてゆきたいと思いました。