株式会社わくわくスタディワールド

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問題パターンに慣れる

わく☆すた,美月です。
ネットワークスペシャリスト対策の研修で,この春応用情報技術者に受かったので受けてみる,という新人の受講生を何人か指導しました。


生まれて初めて高度試験の午後問題を見る,ってことで,「えー,こんな問題なの?」「何聞いてるかわかんないよぉ」とかなり戸惑ってる様子。
確かに,言われてみると,単純に理由などを聞いてる問題はあんまりなくって,「増加要因を二つ挙げ」とか,「どのような動作によるものか」とか,独特の質問がいっぱいです。私自身は,すっかり慣れてしまっていて,違和感も感じなくなっていたのですが,改めてみると,確かに聞き方は特殊な感じがします。
びっくりしていた反応が,新鮮で楽しかったです。これからも問題演習は続くので,きっと,試験前には,ちゃんと適切な回答ができるようにはなってるはずです。


試験の問題パターンは,その試験ごとに独特なものがあります。
「情報処理技術者試験の高度区分」というくくりで見た時には,全部の試験で共通する,独特な言い回しがあるように思います。だから,1つ高度区分に受かると,2つめが取りやすいのかな,とは感じています。


昔,大学入試の時には,「その大学の入試のカラー」に慣れることは結構大切,と言われて,赤本を買い込んだ記憶があります。大学ごとに,独特の言い回し,定番問題があるので,それに慣れると,問題は解きやすくなります。センター試験対策に,「センター試験を過去10年分くらいやるとよい」という話も聞きます。


遠い記憶なので忘れそうになっていましたが,私も最初は,試験の文章に戸惑っていたことを思い出しました。最初にネットワークスペシャリストを受けた時には,何を書けばいいのか,が全然わからなかったような気がします。再受験して,過去問5年分ぐらい繰り返しやって,やっと「聞かれていることが何なのか」がつかめるようになりました。そこで,ちゃんと「問題への答え方」を理解したおかげで,その後の試験は比較的スムーズに行きました。


過去問を解いて,問題パターンに慣れる,ってのは,結構大切です。これは単に「慣れ」の問題なので,やりさえすれば誰でも身につきますし,「解いて解説見て修正」を繰り返しているうちに,段々勘所はつかめてきます。


私は,試験を受ける前には,その区分の過去問3年分は,解いてからいきます。(簡単なのだとサボったこともありますが。。。^^;)
何が出てくるかを知るだけでも大分違いますので,過去問を見てパターンに慣れる,というのは大切だと感じています。