何でもいいから「決める」方がいい
わく☆すた,美月です。
今日20時で,秋の情報処理技術者試験の申込は,締め切りました。
以前,情報処理技術者試験を申し込もうとして,「ソフトウェア開発技術者とテクニカルエンジニア(データベース),どっち受けようかな」と迷ってる友人がいました。「どっちでもいいから早く申し込んだ方がいいんじゃない?」と言ったのですが,「う~ん。。。もう少し考えてみる」と,彼女は結論を先延ばしにしました。
その後,彼女がそのことを思い出したのは,試験の締切の3日後。「え~ん,期限すぎちゃったよぉ」と,その年は受験できませんでした。
種目変更は後からでもできるので,「とりあえず申し込んどく」でも,なんとかなったと思います。個人的には,忘れることの方が怖いので,申込始まったらとりあえず,「その時点で考えてる一番高度な資格」で申し込みします。ですので,怖じ気づいて3回ぐらい種目変更をしたことがあるのですが。。。^^;
迷ってるとき,というのは,正直「どっちでもいい」ことがほとんどです。
昼食をラーメンにするかスパゲティにするかは,悩むと楽しいですが,どっちでもその後に大差ありません。問題は,「どっちにしよう」と迷っていて,お昼休みがなくなることの方が問題です。個人的には,せっかちなので,「どの店にしよう」とうろうろ迷ってるぐらいなら,さっさと手近なところに入るほうがいいです。
情報処理技術者試験の問題選択。
これも,何でもいいから「決める」ほうがいいです。よく,受講生さんからの質問で,「問題選択,どのようにしたらいいですか」という質問を受けますが,迷えるぐらいなら,どっちをとってもそれほど変わりません。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の場合,午後1,午後2で選択の余地はありません。
厳密には一応,あるのですが,ハードウェア系とソフトウェア系の乖離が大きく,大体どちらかしか勉強しないパターンが多いのです。私はハードウェアの問題が全然ダメなので,ソフトウェア系の問題しか解けません。となると,自ずと問題は決まってきます。
情報セキュリティスペシャリストも,比較的,選ぶ問題が固定されやすいんじゃないかと思います。苦手な人は,セキュアプログラミングの問題は一番に飛ばしますし,技術中心かマネジメント中心かで,選ぶ問題は大体決まってきます。
データベーススペシャリストも,あらかじめ「基礎理論とSQLで受ける」などと決めておくこともできるので,迷いにくいかと思います。事前にある程度決めておく,という面では,応用情報技術者もそうです。あらかじめ決めうちで勉強した方が,中途半端に知識をつけるよりは,受かりやすいとは思います。
悩ましいには,やっぱりネットワークスペシャリストや高度論文系あたりかと思います。ただ,このあたりは,たまに難しい問題もありますが,それほど問題によって差はありません。ですので,迷っていろいろ検討している時間があったら,さっさと問題を解いた方がいいとおもいます。
個人的には,問題選択にかける時間は,5分が限度だと思っています。
さっさと決めるには,目安があったほうがいいので,先に決めておくのはおすすめです。
個人的には,基本的に,このルールでやっています。
1.ざっとみて,苦手分野で「これはダメそうだな」と思う問題を除く。
2.「これは行けそう」というお気に入り問題があったらそれを解く。
3.あとは,前から順番に解く。
これだけです。
3の順番は,適当に,好きにすればいいとは思います。私は,問1から解くってのが素直でやりやすいので,迷ったら問1からにしています。ポイントは,何でもいいので,「ルールを決めておく」ことだと思います。
ルールを決めておくと,迷うことは少なくなります。
どっちを選んでも大差ないことは,迷ってる時間を最大限に減らすことが鍵になります。
これは,ある経営者の方が言っていたことですが,決断を一瞬でする訓練は大事なので,「レストランに入ったら,メニューを1秒で決める」ことにしているそうです。これは,「メニューの左上のものを頼む」とか決めておくと,結構簡単ですし,大体,早く決断する人は,ある程度ルールを自分の中で持ってます。
ってことで,少し気が早いですが,「どの問題を選ぶか」を今から決めておくのも楽しいと思います。