株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

情報処理技術者試験を受ける本当の目的を知る

わく☆すた,けんけんです。
以前のブログで,「合格した後の世界をイメージする」と言う記事を書きました。今回は,これよりもう一歩突っ込んだお話しをしたいと思います。
それはタイトルにもあるように,「情報処理技術者試験を受ける本当の目的を知る」です。
知る方法は簡単で,自分に質問を繰り返してゆくだけです。「合格した後の世界をイメージする」では,一段階しかイメージしませんでしたけれども,これを1つずつ掘り下げてゆきます。自分の例を書いてみますね。始めの質問は,この場合,「情報処理技術者試験を受けるのはなぜですか?」になります。


 Q.情報処理技術者試験を受けるのはなぜですか?
 A.業者の嘘を見抜き,足下を見られなくなります。
 Q.業者の嘘を見抜き,足下を見られなくなると,どうなりますか?
 A.業者さんと対等に付き合うことができるようになり,また,一目置かれます。
 Q.業者さんと対等に付き合うことができるようになり,また,一目置かれると,どうなりますか?
 A.自分に自信がつきます。
 Q.自分に自信がつくと,どうなりますか?
 A.自分の可能性が見えて,いろんなことができるのではないかと未来に希望が持てます。
 Q.自分の可能性が見えて,いろんなことができるのではないかと未来に希望が持てるようになると,どうなりますか?
 A.会社やめて,自分の好きなことをやると思います。
 Q.会社やめて,自分の好きなことをやると,どうなりますか?
 A.ストレスなく過ごせて,とても幸せを感じると思います。

と言うわけで,今に至ると。^^;
そんなわけで,自分の場合,「ストレスなく過ごせて,幸せを感じたい」ために,情報処理技術者試験を受けることにしたことがわかりました。
では,他の例をシミュレーションしてみます。人物像としては,子供が2人家族4人のお父さんとしてみます。


 Q.情報処理技術者試験を受けるのはなぜですか?
 A.技術を身につけて,仕事に生かしたいからです。また,報奨金がもらえます。
 Q.技術を身につけて,仕事に生かせ,報奨金がもらえると,どうなりますか?
 A.評価が上がり,年収が増えます。
 Q.評価が上がり,年収が増えると,どうなりますか?
 A.家族に良い暮らしをさせることができます。
 Q.家族に良い暮らしをさせることができると,どうなりますか?
 A.父親としての役割を全うすることができます。
 Q.父親としての役割を全うすることができたら,どうなりますか?
 A.妻や子供に感謝され,父親として充実します。
 Q.妻や子供に感謝され,父親として充実すると,どうなりますか?
 A.とても幸せを感じます。

この場合,「父親として幸せを感じる」ためには,情報処理技術者試験を受ける必要があるのか? と言う疑問がわきます。もしかしたら,子供と過ごす時間を増やすとか,奥さんに毎日「愛しているよ」とささやくこともできると思います。それでも,奥さんや子供に十分感謝されると思います。
なぜ,わざわざ遠回りするのでしょう?
それは,逆説的ではありますが,本当は,「父親として幸せを感じたい」と思っているくせに,直接目的に結びつく行動をしたくないとも思っているからだと考えます。
実際,多くの男性は結婚10年もすぎたら,奥さんに「愛しているよ」な~んて今更言うのは,“超”照れくさくて,言いにくいですよね。それに,子供との時間を作ると言っても,プロジェクトは佳境だし,早く帰るには難しい,かもしれません。だから,自分が得意なコンピューターの情報処理技術者試験を受けてから,なんて行動をしてしまうのです。しかも,「技術を身につけて,仕事に生かしたいから」なんて,もっともらしい理由をつけて。
なので,こうやって,理由を1つずつ質問して,掘り下げることで,本当の自分が見えてくると思います。
あなたの,情報処理技術者試験を受ける“本当”の目的はなんですか?