情報処理技術者試験の応募者,大幅増加
わく☆すた,美月です。
本日は,けんけん主催で,第2回わく☆すた勉強会が開催されています。明日は私主催の公開セミナーです。
最近の,皆様のやる気や緊張感を見ていると,試験が迫ってきているなぁ,としみじみ感じます。お会いできる方もできない方も,試験に向けてあと6週間,盛り上がっていきましょう。
昨日,試験センターから,秋試験の応募者数が発表されました。
秋試験全体で15.4%の大幅増加で,試験制度が変わってから確実に増えた感じです。
区分別に見ると,ITサービスマネージャ以外の全種目で応募者が増加しています。
これはちょっと意外な感じです。私の狭い周りだと,ITサービスマネージャは人気なのですが,名称変更は,それほど関係ないのかもしれません。
多分,テクニカルエンジニア(システム管理)の時には,春試験で論文初心者向けってこれしかなかったことが影響しているのかな,と感じてます。秋試験だと,初めての論文っていう人はシステムアーキテクトを受験する傾向が強いというのが原因としては考えられます。いずれにしても,論文系全体では,かなり人数が増えてる様子です。
あと,「とうとう,ネットワークスペシャリストと情報セキュリティスペシャリストの受験者が逆転したんだな。。。」ということをしみじみ感じてます。秋試験だけで,ネットワークスペシャリストは25,161人,情報セキュリティスペシャリストは26,665人となっています。
去年までは,拮抗しつつもテクニカルエンジニア(ネットワーク)の方がテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)より人気があったのですが,試験制度が変わって,逆転したようです。情報セキュリティスペシャリストは年2回になって,21年度計で見るとさらに倍の52,042人,すごくいっぱい受けるようになったという感じです。
その割に,情報セキュリティスペシャリストに向けて本気で勉強してる人って,あんまり見ないなぁ,という印象はあります。「とりあえず,応用情報受かったんで,高度どれにしようかな,って思ったけどセキュリティにしました」っていう話は結構いっぱい聞くのですが。。。^^;
情報セキュリティスペシャリストは,「とりあえず受験」が多そうな感はあります。
応用情報技術者もITパスポートも,受験者が結構増えてます。これは,「受かりやすい」ことが判明したからかな,と考えています。応用情報技術者は,ソフトウェア開発技術者に比べると合格しやすくはなってますので,一度あきらめた人でも受験しに来るのかな,と感じてます。
受験者が増加して,今までだと,「受験者が増えたから相対的に難しくなる?」という危惧はありました。でも,今年からは絶対評価で60%以上の正答率で合格,と明記されていますので,受験者の増加で合格できないということは心配しなくても良さそうです。
ただ,応募者の増加,ということになると単純に「会場が足りない」から遠くて不便な場所を急遽押さえる,ということは起こりそうです。昔(2000年ぐらい)は受験者がどんどん増加してる時期で,でっかいホールに机を急遽並べただけの間に合わせ会場というのが結構ありました。今年は,締切ぎりぎりで申し込んだ人は,とんでもない会場に割り振られるかもしれません。^^;
いずれにしても,春試験を見る限り,全体的に合格率もアップして,合格者がいっぱい出そうです。
あきらめずにあと6週間,前に進んでいきましょう。