合格証書と採点講評について

本日やっと,ネットワークスペシャリスト試験の合格証書を受けとることができました。
不在がちだと,簡易書留は受けとるのが大変ですね。
合格証書をスキャナで取り込んでみました。合格証書を見たことがない方,はじめて受験される方は,これで合格をイメージしてみてください。
[caption id="attachment_1853" align="aligncenter" width="210"] ネットワークスペシャリスト試験の合格証書です[/caption]
複製,コピーを行うと,うっすらと「複製」という文字が出てきて,偽造防止になっています。
ちなみに,大臣がどうなるかが微妙な時期でしたが,合格発表日が基準なので,平成24年12月21日の時点で経済産業大臣だった枝野幸男さんでした。
ちなみに,高度になるといい合格証書になるわけではなく,ITパスポートも含め,すべての試験区分はまったく同じ形式の合格証書になります。
新年明けて,合格証書の発表からはじまり,いろんな情報が出てきていますね。
まず本日1月10日,応用情報技術者試験,高度区分の午後の採点講評が発表されました。
次回受験される方,今回悔しい思いをされる方は,ぜひ次に受けようとしている試験区分の採点講評を読んでみるといいと思います。
ネットワークスペシャリスト午後2の採点講評(PDF)では,問1で「出題に当たっては,新しい技術の知識をできるだけ前提とせず,従来のネットワークに関する知識と理解があれば,本文をよく読んで内容を理解することで,受験者が新しい領域にも入っていけるよう心掛けた。」と書かれています。
ネットワークスペシャリストの試験では,ついつい最新技術の知識にとらわれがちですが,作問者がこういった気持ちで作っていることを知ると,そうではないのだとわかります。
従来のネットワークに関する知識と理解を,基本をしっかり押さえて行うことが大切です。
また,採点講評をみると,いろんな試験区分のいろんな問題に,「問題文をもっとよく読んで解答して欲しい」という記述がみられます。意図を外した答案を書く傾向があるかどうか,自分が受験した試験区分の採点区分をよんで,確認してみるといいと思います。
あと,論述系の採点講評では,定番の「設問で問われている内容について論述してほしい」というものの他に,解答テクニックだけの答案を指摘している内容もありました。
システムアーキテクト試験午後2の採点講評では,「問題文の引用で文字数を費やし,結果的に期待した内容が書かれていない論述や,問題文に例示した項目と一般論の組合せだけで構成された具体性に欠ける論述」はダメだと書かれています。
今回,論述系の午後2の突破率は,全体的に例年に比べて低かったです。
次に活かす意味でも,不合格だった方は,採点講評を見て,自分が典型的な不合格論文を書いていないかを見直すことをおすすめします。
もう,願書の配布も始まり,平成25年度春期試験の受付は 1/21(月)10時 から開始します。
去年のことをふり返って新しい情報を取り入れつつ,次の試験に向かって進んでいきましょう。