株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

試験直前に,学習を加速させる方法

わく☆すた,けんけんです。
このブログに何回か書いているとおり,学習を加速させるには,“人に教えること”です。これに気がついたのは,自分が出ていた勉強会で,合格したあとに講師をやった経験からです。
これは効きました。受験生時代がいかに楽だったか。受験生時代より勉強して,さらに身につきました。さすがに8回も講座を持っていたので,それなりの分量だったこともあります。
この経験は,自分だけが感じているわけじゃなくて,講師を経験した人が異口同音に話しているので,多くの人にあてはまることだと思います。
これ以外に役だったこととして,模擬試験を解く合宿がありました。ただの合宿ではなくて,他の人の答案を採点するのです。しかも,解答解説の冊子無しで。当時は,インターネット接続環境は,今のようにめぐまれていないので,参考書などの書籍を山のように持っていって,みんなで調べて,あーでもない,こーでもないと議論に花を咲かせて,採点していました。
最後の打ち上げで,上位点数者の発表もあるのも励みになりました。
と言うわけで,わく☆すたの勉強会では,以上の経験を元に開催しています。前回は,本試験問題を抜粋して解いていただき,他の人の答案を採点しながら,グループ討議をしました。上の合宿のパターンですね。けれど,盲点を忘れていました。それは,全員が議論に参加しきれないってことです。人によって実力にばらつきがありますし,性格的に,積極的に話さない人もいらっしゃいます。自分の参加した合宿は数十人の参加者で,グループがいくつもあり,主催者側の配慮で議論が上手くできるようにしていたと後で聞いたことも思い出しました。(^^;)
参加者全員で問題演習をした効果はあったとは思いつつ,自分の予想とは少し違った結果になってしまいました。
ではどうしようかと考えていて,一番始めに書いた経験から,「講師にならなくても受験生時代にでも前に出て教えればいいじゃん。」と気づいたのです。
ですので,次回の10月3日の勉強会では,参加される皆さんに前に出てもらって,解答解説をしていただこうと思います。これならば,前に出た人は話さざるを得ません。
これはかなり効くと思います。しかし,1日と時間に限りがあるので,実際に前に出られるのは,5~6人が限度かなぁと予想しています。前に立てるのは参加申込の順なので,早い者勝ちです。ただ,演習だけして解答解説を聞くだけの人もありです。そうゆう人は,つっこみ役にまわって下さい。つっこみ,つっこまれて質疑応答するのも,かなり勉強になります。
これはかなり無茶な企画で,企業研修だったら絶対にできないことでしょう。「わく☆すただけで体験できることかなぁ。」 なんて思ったりもしますが,人数が集まればできることなので,秋に受験される人がまわりにいる人は,やってみるのもいいかもしれません。
ただ,1点だけ気をつけないといけないことは,受験生だけの集まりだと方向性がずれる可能性が大きいです。メンバーに合格している人が入って,指導を受けた方が良いと考えています。
と言うわけで,受験生の皆さんは,今,過去問演習を始めていると思います。結構苦戦している方もいらっしゃると思いますが,この解答解説をするなんて,試験直前に,かなり理解が深まると思います。
1人で解説するのもありです。過去の記事で,美月さんが書いた,「アヒルに教える」なんてものもありますし。この方向に一歩を踏み出すと,別世界が待っていますよ~。