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応用情報技術者試験の午後マネジメント系の選択

応用情報技術者試験の午後は,大きく分けてテクノロジ系,ストラテジ系,マネジメント系の3種類の選択問題があります。
内訳は,

テクノロジ系7問:
 問2(プログラミング),問4(システムアーキテクチャ),問5(ネットワーク),
 問6(データベース),問7(組込みシステム開発),問8(情報システム開発),
 問9(情報セキュリティ)
ストラテジ系2問:
 問1と問3
 (両方とも経営戦略,情報戦略,戦略立案・コンサルティングの技法のうちのどれか)
マネジメント系3問:
 問10(プロジェクトマネジメント),問11(ITサービスマネジメント),
 問12(システム監査)

となります。
この12問のうちから,6問を選んで解答します。(問1 or 問2は必須)

ここで,最大の選択ポイントは,問1(経営戦略など)と問2(プログラミング)のどちらかを選ぶところです。
ここで,プログラミングが苦手な人は,問1を選ぶことが多いと思います。

ストラテジ系の分野は,応用情報技術者試験対策の参考書だとほとんど載っていないものも多いですので,勉強には注意が必要です。
ただ,経営戦略などは大学やMBA,中小企業診断士のスクールなど,IT以外の勉強で学ぶ機会も多いですので,すでに知っていて得意,という人もいるかと思います。
基本的にストラテジ系の勉強は知識を身につけることと理解することが大切なので,ちゃんと出てくる範囲を勉強すれば問題はありません。

それに対して,マネジメント系の分野は,勉強だけでは厳しいものがあります。
マネジメントについては,どうしてもある程度の「経験」が必要なのではないかと感じています。

ある会社で,「文系は午後はマネジメント系とストラテジ系で取得させる」という方針で行われた応用情報技術者試験対策の「新人研修」を少し受け持ったことがあります。
ストラテジ系は勉強をすれば特に問題はないのですが,マネジメントの文章問題には,かなり苦労しました。

社会人経験が10年を超える私たちから見れば当たり前の「組織の力関係」とか,「上司と部下の都合は違う」ということは,社会人経験がないと理解しづらいのです。
マネジメント系の問題は,ほとんどの場合は問題文に答えが書いてあるのですが,どこに答えが書いてあるのかを見つけるのには,ある程度社会人としての経験が必要なように感じます。

基本情報技術者試験に合格できるぐらいにテクノロジ系の勉強をしているのでしたら,社会人経験の浅い方はテクノロジ系の問題を取った方がいいと思います。
特に,ネットワークやデータベース,システム開発などは,応用情報技術者試験レベルだと文系理系は関係ないですし,プログラミングほど向き不向きもないと思います。


逆に,社会人として十分経験を積んだ後に受験するのでしたら,マネジメント系は有利です。
特に,システム監査は,会社に勤めた経験がないとイメージしづらいですが,監査を行ったり,されたりした経験があれば,勉強も頭に入りやすいと思います。
プロジェクトマネジメントも,人間関係の調整で苦労した後の方が,勉強しやすいはずです。

午後でどの問題を選んだ方がいいかは,本人の適性や行きたい方向で選ぶのが一番です。
それに加えて,受ける時期,年代によって適した分野も変わってくると思います。
最近,自分自身でも,アルゴリズムの問題を解く速度が遅くなってきたのに気づいてしまったのですが,論理的な頭を使う問題は,若いうちの方が有利だと感じています。

問題選択の方針には,いろんな要因がからんできます。
自分自身の現在おかれている状況を冷静に見つめながら,重点的に勉強する分野を選んでいきましょう。