応用情報技術者試験 午後分野の組合せ
本日,わく☆すた公開セミナー「応用情報技術者午後対策 3回コース」の2回目が無事終了しました。
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
facebookで写真を公開しています。
今日は,ストラテジ系,マネジメント系について特化した1日でした。
今日講義をしていて改めて感じたのですが,午後にストラテジ系やマネジメント系を選択する場合,基礎知識としてテクノロジ系の学習が必要になります。
具体的には,例えば午後問10のプロジェクトマネジメント分野を選択する場合には,情報システム開発についての知識は不可欠です。
情報処理技術者試験のプロジェクトマネジメントは,あくまで「システム開発に関するプロジェクトマネジメント」なので,マネジメントの対象となる情報システムについては知っておく必要があるからです。
これは,プロジェクトマネージャ試験を受ける場合も同様で,情報システムについてわかっていないと,プロジェクトマネージャの午後問題は解けないです。
といっても,普通はプロジェクトマネージャ試験を受けるぐらいなら,情報システムの知識ぐらいはあるとは思います。
応用情報技術者試験の場合は学生の方も多く受けますし,システム開発を全然知らない人も受けることがあるかと思います。その場合には,情報システムについての勉強も並行して行う必要があります。
具体的には,午後問8で出てくる情報システム開発に関する勉強を少し深く行ってみるといいと思います。午後を解けるレベルまで勉強すると,問8と問10の2問が選択できるので効率的です。
あと,午後問12で出てくるシステム監査は,監査対象となるものについての知識が不可欠です。
監査するものの内容がわかっていないと監査しようがないからです。
出てくる監査対象は毎回異なりますので,それによって難易度は大きく変わってくると思います。
例えば前回,平成24年秋期の午後問12は,個人情報保護に関する監査でした。
こういった問題の場合,監査の知識に加えて,情報セキュリティ分野の知識も不可欠になります。
システム監査の問題を選択する場合には,情報セキュリティも一緒に勉強されるといいと思います。
こちらも,システム監査技術者を受験される方にも言えます。
実はシステム監査技術者の試験では,セキュリティ関連の問題が結構出題されますし,午後2の題材でもセキュリティが1問含まれることが多いです。
私自身,情報セキュリティを題材に午後2の論文を書いて合格しました。
その他,システム監査の場合は,情報システムについて出題されることも多いです。
その中でも,ERPなどのパッケージ導入についての出題が,複数回出されていたりします。
また,外部委託や業務の監査など,経営とからんでくることも多いので,経営戦略について知っておくのも大切です。
ですので,システム監査を選択しようと思われている場合は,情報システム開発や情報セキュリティ,経営戦略などと一緒に勉強すると,より点数が取りやすくなると思います。
システム監査はそれ単独での知識は少ないので,組み合わせて勉強することで,選択の幅が広がります。
応用情報技術者試験の場合,午後の選択の違いで,勉強する内容が全然変わってきます。
早めに方向性を決めて,1つ1つ勉強していきましょう。