あと2か月の勉強法

春の情報処理技術者試験は4月21日,あと58日と2か月を切ってきました。
まだ申込はできますので,まだ申し込まれていない方はお急ぎください。
(2/27(水)20時までです。)
順調に勉強をされている方は,そろそろ見通しが立ってきた頃だと思います。
そして,申し込まれたけどあまり勉強していない方も,まだまだ多いはずです。
かくいう私もそうです。^^;
そんな今,大切なのは,今までの勉強はおいておいて,「今から2か月で勉強する内容」を考えることです。
今まで勉強していたのでしたら,その分だけ,実力はアップしていると思います。
その実力が身についた今の自分から,試験日までの勉強で合格するための勉強を,改めて考え直してみるのです。
計画通りに完璧にいくという人は,希だと思います。
「なんとなく,勉強が合格や実力アップとは違う方向に行っている・・・」と感じながらも,同じ勉強を続けていくと,試験日に全然できなくって,後悔することにもつながります。
そして,あと2か月というのは絶妙な時期で,1から勉強を始めるのには正直遅いのですが,まだまだ巻き返しがきく時期でもあります。
ですので,今までやっていないという方も,今から始めればチャンスはあります。
まずは,現在地を知る目安として,受験する試験区分の過去問を1回分でいいので,ひととおり解いてみてください。
そうすると,合格までの距離や苦手分野がある程度見えてくると思うので,その結果をもとに次の勉強を計画していきます。
参考書で勉強されている場合には,「勉強したのに問題が解けるようになっていない」ということがよくありますが,この原因は,2つ考えられます。
午前の問題の用語はわかるし解けるけど,記述式の問題が書けないという場合は,アウトプットの練習不足です。
過去問などを中心に問題演習を繰り返して,文章を書いてアウトプットすることを繰り返していきましょう。
記述式は慣れの部分が大きいので,2か月もあればかなり上手になると思います。
もう一つ,「参考書を読んだのに午前の問題も解けない」という場合には,参考書自体のピントがずれている可能性が高いです。
試験範囲と本の内容が違う,またはわかりにくいので頭に入らないという本は,残念ながら結構存在します。
こんな時には思い切って,使う本を変えてみるのもおすすめです。
情報処理技術者試験対策の本の場合,各年度版で重版がかかることはほとんどないので,試験の前には売れている本からなくなっていきます。
今ならまだ,ほとんどの本は残っていますので,見比べて買うのにはおすすめな時期です。
一度ある程度勉強していると,見る目も肥えていると思います。
試験の1か月前ぐらいだと,売れる本はなくなっていることが多いですし,また1か月で参考書を1冊マスターするのが難しいので,今がギリギリの時期です。
今の時期だと,メインの平積み本は,問題集になっている本屋が多いです。
2か月前というのは,問題演習を本格的に行うのにも,最適な時期です。
数多く解く必要はありませんが,問題集1冊分ぐらいの問題演習をしっかり行うと,解答力に自信がついてくると思います。
情報処理技術者試験の勉強することは,ITの勉強を体系立てて行うことにつながります。
合格を目指しているうちに,いつのまにか地力がアップしていることも多いです。
実際,高度区分に合格してから,「実務にこんな風に役立ってます」と報告をいだだくことも多く,うれしく感じています。
あと2か月,合格に向けた勉強で,しっかり実力をつけていきましょう。