株式会社わくわくスタディワールド

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少しずつ勉強を進めていく

昨日,東京マラソンが開催されていて,近所を走るので友人の応援に行ってきました。
走ってる人たちを見て,早くてもゆっくりでも,そこで走るために練習してきたんだなぁ,ということがすごく感じられて,「マイペースマイペース」と,知らない人もいっぱい,応援してきました。

フルマラソンを走り切るのには,特別な才能は必要ありません。
東京マラソンの完走率自体は,毎回95%を超えていますし,だいたいの人は走り切ることができます。

ただ,練習を続けていって,フルマラソンを「走り続けられる」体を作る必要はあります。
なんにもやってないのに,明日,いきなり走って完走できるわけではありません。

そして,試験勉強も,マラソンと同じです。
試験に合格するためには,特別な才能は必要ありません。

勉強は,慣れないうちは結構,苦しいと思います。
でも慣れて,勉強をすることが当たり前になってくると,苦痛ではなくなってきます。
そして,日々勉強をしていくうちに,徐々に実力がアップしていくのです。

情報処理技術者試験の勉強を行う上で,合格率にかなり影響が大きいと私が感じているのは,「今までの勉強の経験」です。
この場合,ITに近い勉強かどうかなど,勉強した内容は問いません。
高校や大学,大学院の入学試験でもいいですし,他の全然違う分野の資格試験の勉強でもかまいません。

「勉強の仕方」自体は,どんな勉強でも共通ですので,1つができると他もやりやすいのです。
一度慣れてしまうと,勉強すること自体の抵抗も少なくなって,「それじゃ,始めるか」と気楽に始められるようにもなります。

ですが,慣れていない場合には,「勉強を始めよう」と思っても,なかなか始められない,ということになりがちです。
そんな場合には,できるところから気楽に始めて,ちょっとずつできる範囲でいいので進めてみるのがおすすめです。

マラソンの例だと,最初にいきなり長い距離を走ると,ひどい筋肉痛になったりして,次に走れなくなります。
ですので,1kmをゆっくり走る,ぐらいから始めて,徐々に距離を伸ばしていくのが基本です。
慣れたら,5kmや10kmぐらいだったら,走っても平気になってきます。

それと同じで,勉強も,いきなりやってしまうと大変です。
一夜漬けみたいな感じで,普段慣れていないのに一気にやると反動が来て,二度と勉強したくなくなります。
ちょっとずつ,「このくらいだったら平気かな」ぐらいの,少し物足りないぐらいの量から始めるのが基本です。

具体的には,勉強に慣れていない場合には,ちょっとずつ読みやすい参考書を読んでみて,イヤになったらやめる,ぐらいからスタートするといいと思います。
問題演習も,午前問題など,1問が短い問題からやってみるのがおすすめです。
慣れてきてから,午後1問題や午後2問題の演習をスタートさせていきます。
ウォーミングアップには,午前問題は最適です。

自分の体力に合わない,無理な運動をやろうとすると,体が抵抗します。
自分の学力に合わない,無理な勉強をやろうとすると,心が抵抗します。

自分の状況をしっかり見据えながら,ちょっとずつ,勉強を進めていきましょう。