「受かったとき」「落ちたとき」にどうするかを考えておく
わく☆すた,美月です。
来週月曜日,12月21日(月)は,高度区分の合格発表日です。新試験精度になって,合格発表が若干遅くなりましたが,10年ぐらい前は確か,年が明けてから合格発表だったことを考えると,大分早くなったような気がします。
試験センターのホームページで,「平成22年度春期試験について」も更新されていますし,そろそろ今年のことにはけりをつけて,次に進む時期になってきましたね。
ちょっとネガティブな話ですが,合格発表前に,「受かっていたらどうするか」「落ちていたらどうするか」を考えておくのは,新しいスタートを切るためにおすすめです。
というのは,「今後どうするかは,合格発表を見てから考えよう」とするよりも,スムーズに新しい試験に向けてスタートが切れるからです。
情報処理技術者試験の場合,細かいスコアはともかく,合否としては,「受かる」と「落ちる」しかないので,考えるのはこの2パターンだけでOKです。リスクマネジメント的にも,両方の場合を想定して,対処法を考えておくと,合格発表をきっかけに,早速勉強を開始できます。
合格発表後というのは,受かればワクワクして,落ちればくやしくってリベンジしたくて,どちらにしてもモチベーションは上がるものです。なので,合格発表後にやることをあらかじめ決めておく,ってのは,上がったモチベーションの有効活用という意味で,かなり役に立ちます。
といっても,「落ちたらリベンジ」できるのは,高度区分だと情報セキュリティスペシャリスト試験だけです。応用情報技術者試験もそうですが,年2回の開催があるものは,受かるまで受け続けた方が,効率はいいと思います。
ただ,情報セキュリティスペシャリストは,好き嫌い,向き不向きはあると思いますので,受からなかったら見切りをつけて別の試験,というのもありだと思います。
その他の高度区分は,春試験には同じ種目はありません。春はデータベーススペシャリスト,秋はネットワークスペシャリストっていう感じで交互に受けている人も多いと思います。こういった場合は,もう決めてる人も多いでしょうし,気分転換もできていい感じです。私も,講師の仕事ではこの2区分が多いので,なんとなく半年ごとに,「ネットワーク頭」と「データベース頭」が切り替わっています。
個人的には,受かる可能性があるなら,希望的観測で,「受かってたら,次何受けようかなぁ」と,合格発表日までは考え続けるのが,楽しくっていいんじゃないかな,と考えています。
特に,応用情報技術者試験に受かりそうな人は,次に何受けるのか,やりたい仕事を思い浮かべながら,想像してみるのがおすすめです。個人的には,スペシャリスト系にこだわらず,論文系の試験が楽しそうなら,そちらを受けてみるのもいいんじゃないかな,と感じています。
いろんな可能性に対して,想定パターンをあらかじめ考えておくと,いざというときに慌てなくってすみます。
合格発表なんて,想定パターンは2つしかありませんし,どちらの場合も想定しておいた方が,スムーズに行動に移せると思います。
この週末,余裕があれば,合格発表後の次の行動について,思いを巡らせてみておきましょう。