株式会社わくわくスタディワールド

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ヘッテルとフエーテル

わく☆すた,美月です。
私がアメリカに行ったときに必ず行く,お気に入りの本屋に,「Barnes & Noble」があります。この本屋は,本屋の中にコーヒーショップやチーズケーキ屋さんがあり,中でコーヒーをゆったり読みながら,「会計前の」本を読むことができます。
つまり,本を買わなくても,じっくり読んで,欲しい物だけ吟味することができるのです。時間があるときに行くと,結構いっぱい本を読んで楽しいひとときが過ごせます。
日本にもこんなのが欲しいなぁ,と思っていたら,できていました。それも,実家(広島)の近所に。^^;
おかげで正月から入り浸って,結構いっぱい本を読んでしまいました。タリーズコーヒーが中にあって,オライリーとかの専門書もいっぱいあって,かなり楽しめます。
参考書とか,じっくり見比べて選ぶのには,こういうゆっくりした本屋がおすすめです。
最近の参考書は,「ぱっと見,良く見せる」系の本が多いので,ちゃんと選ぶには,じっくり座って見比べてみるといいと思います。じっくり買う前に見ることで,作りの粗さはわかると思います。ぱっと見で,やさしそう,とか,分厚くっていっぱい情報が詰まってそう,というのは結構危険です。
で,新年早々,本屋で,面白い本を見つけました。
ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話」という本で,実際にあった話のパロディが,いっぱい詰まった本です。
一気に読めるので,息抜きにはとってもおすすめです。
それでいて,深い感じで,自分の頭で考える大切さを痛感させられます。
内容的には,実際にあった金融の詐欺や,危ない自己啓発系の話を,うまく風刺したパロディ童話です。元ネタはすぐ浮かびますし,結構笑えます。
正直,このギャグのセンスは,私も欲しいなぁ,と思います。
ただ,読後感は悪いので,子どもやハッピーエンドが好きな人にはおすすめしません。
新年最初に,こんな本を薦めるのはどうかな,とも思ったのですが,自分の頭で考えるきっかけには,とてもいい本だと思います。
すぐ読めますので,気が向いたら,手にとってみてください。