株式会社わくわくスタディワールド

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カテゴリ: 書籍・雑誌

「働くこと」の意味を考える

「働かざるもの食うべからず」という言葉があります。
働くことは無条件で美徳だと考えている人も大勢います。

でも,本当にそうなんでしょうか?

本来,人が生きていくために必要なことをやることが,「働く」ことのはずです。
よりよく生きるために働くのであって,働くために生きるとなってしまっては,本末転倒となります。

働くことは,必ず行わなければならないことではないのです。

技術書を探すなら『池袋』

東京には大型の書店がいっぱいあります。
神保町や新宿,東京駅周辺など,書店の多いスポットはいろいろあります。
秋葉原にもヨドバシ有隣堂や書泉など,大きな本屋はあります。

ただ,コンピュータ書などを中心とした“技術書”を探すなら,実は一番充実しているのは『池袋』なんじゃないかと考えています。
今日も池袋で書店巡りをしていましたが,いっぱい面白い本が見つけられて楽しかったです。

コンピュータ科学を基礎からしっかり学べる本

書泉ブックタワーで,とてもよさげな本を見つけたので,買ってきて読んでみました。
入門 コンピュータ科学 ITを支える技術と理論の基礎知識」という本で,アメリカのハーバード大学やUCBなどの多くの大学で採用されている教科書の翻訳書です。

入門コンピュータ科学

内容的には,情報処理技術者試験の範囲で言うとテクノロジ系の全分野をカバーしている基本書です。
アルゴリズムやOS,データベースやネットワーク,セキュリティ,ソフトウェア工学など,広くいろいろな分野について,考え方を中心に解説しています。

品薄の本を入手する方法

以前,「おすすめ参考書 ~応用情報技術者編」でも紹介していた,「応用情報技術者午後問題の重点対策 2013」が,Amazonでも品切れですし,他でも結構,品薄で,書店の在庫が切れているところもよくあるようです。

この本は,午後対策に特化した本で,テクノロジ系を中心に午後を受ける方なら,おすすめの本です。
特に,アルゴリズムやデータベースを選択しようとしている方なら,最適です。

本は失敗してもいいので,試行錯誤で買ってみる

私は本がとても大好きなのですが,読み終わった本で読み返さないと思われる本は,基本的に手放すようにしています。
BOOK OFFに売ることが多いですが,そのまま資源ゴミにすることもあります。

そうしないと,本はあっという間に溢れてしまいます。
昔はリビング+書斎が本だらけでしたが,今は部屋も広くないですし,大型本棚3個だけで収まる範囲にしています。

マスタリングTCP/IP OpenFlow編

近日発売されるので,すごく楽しみに待ってる本に,「マスタリングTCP/IP OpenFlow編」があります。

Geekなページ」のあきみちさん達が書かれた本で,OpenFlowの成り立ちから設計思想,仮想化などについて書かれています。

詳しい目次は,ブログに「マスタリングTCP/IP OpenFlow編 目次」として掲載されていますので,こちらをご覧ください。

ネットでいい本に巡りあう方法

いい本に巡りあうには,実際に本屋に行っていろいろ手に取ってみるのが一番です。
実際の中身を見ることで,その本に書いてあることは分かりますし,雰囲気から,自分に合いそうかどうかもつかめます。

ただ,大きな本屋でないと,自分が欲しい本に出会える確率は低くなりますし,ネットの本屋の方が,品ぞろえが豊富で手軽です。
私自身,病気でしばらくあまり出歩けなかったので,ネットでばかり本を購入していました。

そして,ネットで選んでいい本に出会うには,ちょっとコツがいるな,と感じました。
実際に,ネットで本を選ぶときの方法としては,次の4つがあります。

Amazonレビューを書いてください

現在,書籍に関するサイトで,もっとも良く見られているのがAmazonです。
そのため,書籍に関しては,Amazonレビューの影響は,とても大きくなります。

ただ,Amazonレビューの信頼性は,あまり高くはありません。
食べログと同様,サクラ的なレビューも多いですし,ネガティブな作者攻撃のようなレビューも多いです。
よく本を読まれる方だと,「Amazonのレビューは当てにしない」という方も多いと思います。

ただ,多くの方はAmazonで買う時にはとりあえずレビューに目を通しますし,悪いレビューがつくと,実際に販売部数に悪影響が出ます。
作り手の側からすると,Amazonレビューは,結構怖いものなのです。

HTTPの教科書

昨日,書泉ブックタワーで,とても面白そうな本を見かけて,思わず衝動買いしちゃいました。

その本は,「HTTPの教科書」。
名前のとおり,1冊まるまる,HTTPについて掘り下げて詳しく説明した本です。
アマゾンではまだ予約受付中ですが,書泉にはあったので,都内の大型書店だともう置いてあると思います。

httptext

IPv6の学習に役立つライトノベル

先日発売されて話題だったライトノベル,「なれる! SE (9) ラクして儲かる?サービス開発」を読了しました。

表紙はこんな感じでライトノベル特有のイラスト満載な感じですが,中身はかなり技術寄りです。

なれる! SE (9) ラクして儲かる?サービス開発 (電撃文庫)

というより,「これで素人ついてこれるの?」というぐらい,技術用語バリバリで,しかも結構レベルが高い内容でした。

「教え上手」になるための本

ただいま療養中,というのをいいことに,本を手当たりしだい読みまくっている美月です。

古い本を読み返すのも楽しいですし,新しい本もAmazonを使えば当日か次の日には本が届きます。
さらに,Kindleだったら,欲しいと思ったら「あっ」というまに手に入りますし,読み終わったら次の巻のおすすめも出てくるので,どんどん読み進めていってしまいます。
ということで,専門書から教養書,ライトノベル,マンガといろいろ手を出しています。

そんな中で,意外と読み応えがあって,役に立ったのが,「教え上手」という本です。
教えるというと,ついつい「何を教えるか」「どう教えるか」にこだわりがちです。
でも,この本では,「いかに教えないか」が,教え方の本質であるといいます。

電子書籍に最適な端末

情報処理技術者試験の参考書って,まだ電子書籍版は見あたらないですね。
私の「徹底攻略 ネットワークスペシャリスト 教科書 平成25年度」や「徹底攻略 応用情報技術者 教科書 平成25年度」なども,電子書籍化はしていません。
ぜひしていただきたいところですが,こちらの出版に関する独占権は出版社にありますので,私としては期待して待つのみです。

ただ,同じインプレスさんの徹底攻略シリーズで,「徹底攻略 Cisco CCNA/CCENT教科書」を始め,いくつかの本は電子書籍化されています。

参考書などの入手方法

昨日,Amazonで予約注文していて1/22に発送予定となっていたある本を,ヨドバシアキバの有隣堂で見つけました。
すごく楽しみにしていてすくに読みたかったので,Amazonの注文をその場でキャンセルして,買って帰って読んでいます。

東京近郊で大型書店に頻繁に寄ることができる場合には,発売すぐに手に入れたい場合には,書店で買う方が早く手に入ります。
個人的には,売れなくなって書店がつぶれてしまうとすごく困るので,なるべく書店で買える本は書店で買うようにしています。

プログラマにおすすめの本

年末年始帰省していたのですが,新幹線の中などヒマな時にずっと,Kindleで読書してました。

Kindleのいいところは,どんなに本が多くなってもかさばらないこと。^^;
昔は,帰省といったら,4,5冊は本を持ち帰っていて,帰ってからも地元の本屋で本を買う,というのが定番だったのですが,今年は1冊も本を持たずに出かけ,本屋にも寄りませんでした。
(帰りのコミケで買った,薄い本は別です。\(^^;ヲイ)

欲しい本がKindle版であったら,どこにいても追加で買える,というのも魅力です。
田舎は,本屋に行くのも一苦労なので,ネットがつながりさえすればどこでも買える本というのは,かなり魅力的です。

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

先日,ヨドバシAkibaの7階にある有隣堂で,IT書籍のコーナーに置かれていた,「ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法」という本を見つけました。
なんか面白そうなので買って読んだのですが,意外と内容が深くて,目から鱗がいっぱい落ちた本でした。

世界を歩いて考えよう

実家が改築して,自分の部屋がなくなるので,ただいま実家がある広島県福山市に戻ってきてます。
西日本はやっぱり,雰囲気が東京と大分変わりますね。
個人的には,新幹線に乗ったり,いろんな土地に行ったりするのは大好きなので,旅行や出張は大歓迎です。
ということで,ITとは全然関係ありませんが,最近読んで,すごく面白かった本を紹介します。
社会派ちきりんの 世界を歩いて考えよう!」です。
著者であるちきりんさんが,世界中のいろいろな国にいった体験を,独特の考え方でまとめている本です。
ビルマ(今のミャンマー),ソ連(今のロシア)など,社会が変化しているいろんな国に行って実際に体験してきた,という内容は,結構衝撃です。
中でも,お金があっても物が買えない国を例にして,「お金があるより,自由がある方が大切」というのは,本当にそうだな,と感じました。
何かを知るときに,実際にその国や地方に行ってみる,というのは,すごく得がたい体験になります。
たまには,違うところに出かけて,いろんな体験をしてみましょう。

「Web業界を支える技術者」フェア

今日,ヨドバシアキバの7階にある有隣堂に行ったら,「「Web業界を支える技術者」フェア」というのをやってました。
IT技術者が役に立った名著,ってことで,古典的な本から新しい本まで,いろんな本が並んでいました。
個人的には,自分の本棚の名著コレクションで並べているものと半分ぐらい重なっていたので,ちょっとうれしかったです。
フェアにも飾ってあった一番おすすめといえば,やっぱり「マスタリングTCP/IP 入門編 第5版」です。
今年リニューアルされたネットワークのバイブルで,基本からしっかり解説されています。
Web系の技術を学ぶ時の基礎には,TCP/IPはとっても大切です。
あとは,私が学生の時に見つけて,システムエンジニアになるきっかけになった本,「スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学」もありました。
この本で,エンジニアという職業が,とても面白く感じられたのが,IT業界に就職しようと思ったきっかけです。
あとは,アルゴリズムの名著,「珠玉のプログラミング―本質を見抜いたアルゴリズムとデータ構造」。
内容は古いですが,あまり古くならない,本質的なプログラミングの考え方が学べる本です。
他にも,「人月の神話」の古典や,逆に「入門 HTML5」の新しめの本など,いろいろまとめてありました。
情報処理技術者試験の参考書もあって,そのチョイスは「?」な感じでしたが,全体的に役立つ本が満載で,かなり楽しめました。
ゴールデンウィークやその後にでも,秋葉原に行く機会がある方は,一度見てみるのはおすすめです。

新しい版の書籍を買う理由

うちには,「マスタリングTCP/IP入門編」が,第2版,第3版,第4版,そして最近発売された第5版の4種類があります。
新しい版だけ残しておけばいいかな~,とも思うのですが,使いすぎて愛着がわきすぎてて,捨てられません。
他の人のと間違えないように,ハンコで「瀬戸」って押してあるのもありますし。^^;
最新版はやっぱり,内容が新しくなっていて,時代の変化に対応しています。
ネットワークの分野は進化が早いですし,情報がどんどん入れ替わっています。
本質的な部分は変わっていないので,旧版を持っている人は買い換えなきゃいけない,というほどではないです。
ただ,新たにネットワークスペシャリスト受験のために活用する,仕事で使うなど,がっつり使う予定がある人は,最新版の方が網羅率は高いとは思います。
IT系の本は,段々版が新しくなるので,毎回買うかどうか迷いますよね。
新版暗号技術入門 秘密の国のアリス」とか,「世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント」「図解入門 よくわかる最新情報セキュリティの基本と仕組み―基礎から学ぶセキュリティリテラシー」などもいい本ですが,毎回買いかえるかどうか迷います。
ベストエフォートで,買いたければ買う,という感じでいいのかな,とも感じています。
一般的には,旧版よりも新版の方が,
 1.内容が新しくなってる
 2.誤字・誤植が少なく,ストレスなく読める
 3.旧版にはない新しい工夫がみられる
というメリットがあります。
たとえば,「マスタリングTCP/IP入門編」の第5版のメリットは,なんといっても表紙裏。
こんな感じで,表紙の裏に,パケットフォーマットがまとまっているのです。

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これは,ダンプ解析の時に,めちゃめちゃ重宝しそうです。
個人的には,電子書籍アプリのアップロード,って感じで,版が新しくなったり誤植が修正できたりしたらいいのになぁ,とは思います。
新しい版を買い直す,というのは必須ではありませんが,気分もリニューアルできる,という意味でもおすすめです。

大きな本屋で本を見比べる

昨年に比べ,すごい勢いで合格体験記が集まっています。
皆様,ありがとうございます。
1つ1つチェックして,返信させていただきますので,今しばらくお待ちください。
引き続き,募集中です。
今日,広島市内に出かけて,駅前のジュンク堂で,私の本が広島でも平積みになっているのを見つけました。v^^
店員さんに言って,写真撮らせていただきました。
応援いただき,ありがとうございます。

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自分の本があるのも嬉しかったのですが,初めて行った広島駅前のジュンク堂が,すごく品揃えが豊富だったことにも驚きました。
専門書もいっぱいですし,こんな本屋が高校時代にあれば幸せだったのになぁ,と改めて感じました。
今日見た限りでは,応用情報技術者向けの参考書や問題集は,ほとんど揃っていました。
ネットワークスペシャリスト向けの「ネスペ22β」までありました。
田舎でも地方都市に行くだけで,これだけ種類がそろっているなら,ちょっと遠出してでも行く価値があると思います。
私が高校生の頃には,アマチュア無線の免許を取りに行ったりとか,高校生クイズに出たりとか,広島に行くチャンスがあるときには,ここぞとばかりに本屋とPCショップを見て回ってました。
普通列車で2時間かかるので,そんなに簡単には行けませんし,参考書などもその時に結構買い込みました。
普通の本と違って,参考書や問題集は,試験までの長いつきあいになる本です。
ちゃんと見てから選ぶことを強くおすすめします。
中身を見ずにネットで選ぶと,失敗することも結構多いです。
私自身の経験だと,いつも買ってるシリーズだからと,ある高度区分の同じシリーズの本を中身を見ずに買って,失敗したことがあります。
ラインナップとしてシリーズ本になっているからといって,基本的に著者はみんな違いますし,内容にはものすごく差があります。
同じシリーズでも本によって,過去問が10年分ついていたり,模擬試験ってことで古い過去問を抜粋したのだけ1年分載っていたり,著者の考え方によるところも大きいのです。
チェックする感覚的なポイントとしては,「やさしすぎる」「難しすぎる」と感じる本は,避けた方が無難です。
やさしすぎる本は試験と対応していない場合がありますし,難しすぎる本は単にわかりにくく書いているだけ,ということがあるからです。
あと,個人的には,買って失敗したと感じた場合には,買い換えることをおすすめします。
ちょっと財布には痛いですが,無理に使って合格できなくなったら大きな機会損失ですし。
年末年始,本屋は1月1日以外は,結構開いているところも多いです。
時間に余裕があれば,一度じっくり,本屋で選んでみてください。

会社での実務経験を補う本

昨日,応用情報技術者試験の「合格への道しるべ」セミナーで,社会人経験が短く,ストラテジ系やマネジメント系がイメージしづらい,ということについての質問を受けました。
確かに,私自身も第二種情報処理技術者(今の基本情報技術者)の受験時にはまだ学生で,経営系の話題はちんぷんかんぷんでした。第一種情報処理技術者(今の応用情報技術者)の受験時にも,入社1年目だったので,マネジメント系のことは全然わかってなかったです。
ストラテジ系,マネジメント系の知識は経験則によるところもあるので,社会人経験,実務経験が長ければ身につく,という部分もあるかと思います。
ただ,年月が経つのをまたなくても,そのあたりは自分の勉強で補うことが可能です。
王道は,経営学の勉強をして,自分なりに「会社とは」の考え方を身に付けることです。
グロービスMBAマネジメント・ブック【改訂3版】」は,広く浅く,経営戦略やマーケティング,アカウンティングなどについてまとめられていて,これ1冊でストラテジ系の一般的な知識は身に付けられると思います。
読み物的なものでは,意外と使えるのが,「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」です。
ドラッカーの『マネジメント』の,大事な部分のエッセンスが題材になっているので,考え方を身に付けるための本としては,火なりの良書です。本気で勉強してみたい人は,ドラッカーの「マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則」自体を読んでみるのもいいと思います。
さらに読み物的に,システム開発の現場の臨場感を体験するためには,「なれる!SE―2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)」のシリーズが使えます。
上司が中学生みたいな女の子,という以外はリアルで,中身は意外とちゃんとしています。
同様に,「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」も,体感型としては使えます。
その他,会社の経営を実際に体感してみるには「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」はおすすめです。
プロジェクトマネジメントだと,「クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?」もあります。
本を読むことの意義の一つに,「自分の人生だけでは経験しきれないことを経験する」ということがあります。
実際にやってないことでも,本を読んでいると,イメージがつかみやすくなるのです。
これは,試験問題での疑似体験でも得られますし,本だけじゃなく雑誌でも可能ですが,本が一番読みやすいとは思います。
年末年始,帰省中の移動などで,本を読む機会ができる人も多いと思います。
そんなときに,半分息抜きしつつも役に立つ本の読書は,おすすめです。